西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

乗ってけ乗ってけ乗ってけ関西

2008年05月05日 09時54分00秒 | 関西ですねん!
 ブログもに書いた神戸、万博公園、貝塚……。実は1枚の切符で行ってきた。

 その切符が「スルッとKANSAI 3dayチケット」 。

 この切符、京阪神を中心に(姫路、和歌山、大津まで)、関西一円を走る大半の私鉄、地下鉄、バスが1日中乗り放題。しかも各期間中(今回は3/14~5/11)好きな日に3回利用出来るという優れものチケット。
 その上約350の施設で、入場割引や記念品進呈などの特典付きときている。
 
 価格は1枚5000円(子供2500円)。
 故に1回につき、大体1700円以上分乗車すれば、元は取れるという計算。そうなりゃ、もう乗らなきゃ損損!

 ……ってな訳で、今回利用した分の運賃を計算してみた。

 1回目…神戸。2660円。
 2回目…橿原~万博公園~千林。2590円。
 3回目…貝塚~京都。4020円。

 合計=9270円!

 凄いっ! 4270円ものお得!!


 次回のこのチケットの発売は、7月。
 さて……、今度はどこへ出かけようかな!?

大阪造幣局と東京コロッケ

2008年04月22日 10時20分00秒 | 関西ですねん!
 一昨日の土曜日、妻と大阪造幣局の桜の通り抜けに行った。
 私としては、3年連続、6回目の観桜となる。

 今年の桜は、125品種370本とか。まさに桜色ピンク色をした桜も美しいが、私は「黄桜(きざくら)」や「御衣黄(ぎょいこう)」といった、緑色や黄色っぽい花をつける品種が、異色を放っていて好きだ。

 1883(明治16)年に始まったという、この通り抜け。今年で125周年。もうそうなれば、恒例の風物詩と呼ぶよりも、立派な伝統行事とも言えるであろう。

 昔私の両親も、一度二人で来たことがあるそうだ。
 1967(昭和42)年。4月20日の逓信記念日(現在の郵政記念日)の式典に併せて、中之島中央公会堂行われた、郵便局勤続30周年の表彰式に、夫婦揃って出席。式を終え、同じく表彰を受けた同僚らと一緒に、造幣局の夜桜見物をしたのだと言う。
 この時期になると、母は毎年この話を聞かせてくれる。これもまた、私にとっての年中行事のひとつだ。

 125年にも渡って、数多くの人々の様々な思い出とともに語り継がれ受け継がれてきた、大阪造幣局桜の通り抜け。

 果たして私たち夫婦は、これからどんな思い出を語り継いでいくことが出来るのであろうか……?


 夜店で買った東京コロッケを味わいながら、ちょっぴり、未来を想像してみた。

ナンデオンデ

2008年04月17日 05時28分00秒 | 関西ですねん!
 大阪市内、内本町辺りを歩いていて見つけた看板。

「ナンデ印刷」。

 「ナンデ」とは、何で? 人の名前やろか? 何かのシャレ?
 色々と想像を巡らせながら、更に歩いていくと、近くでまた似たような看板に出会った。

「オンデ株式会社」。

 これも人の名前やろうか? ここにもオンデ! いくらご近所だからといって、まさか親戚でも兄弟でも漫才コンビでもなかろうに……?


 大阪には、色んな名前の会社がオマンデ! いやホンマに!

くいだおれの可愛い嘘

2008年04月15日 08時42分00秒 | 関西ですねん!
人形売却先チームで検討 閉店の道頓堀くいだおれ(共同通信) - goo ニュース


 盛り上がっているのは、人形のことばかり。結局経営に失敗したから、閉店に追い込まれたという大問題を忘れてはいけないと思う。死人に鞭打つようなことは、言いたくはないが……。

 ある人に聞いたところによれば、このお店、店頭に掲げてある「歓迎○○御一行様」と書かれた黒板は、嘘の内容が多かったらしい。字を書くのが上手い某担当者が、毎朝開店前に、架空の会社名や団体名を創作して掲示板に書き込み、並べていたのだそうだ。勿論、予約が入っていない日も……。
 まあ一連の食品偽装事件なんかに比べれば、どこの店でもやっていそうな、可愛い類の偽装と言えるかもしれない。しかし大阪のシンボル的存在として君臨してきた店が、そのようなことをやっていたのでは、やはり閉店も致し方ないように思う。


「蟻の穴から堤も崩れる」。つまりはそういうことなのではないだろうか?

富田林まほろばサイクリング

2008年04月15日 01時01分00秒 | 関西ですねん!
 自転車で、歯医者へ。眩暈で休んでいたので、2週間ぶり。

 治療を終え、石川に架かる金剛大橋を渡っていた所で、思わず自転車を止めた。毎年恒例になっている河川敷に掲げられた大量の鯉のぼりが、今年も風に泳いでいたのだ。

 桜が散ったばかりなのに、もう鯉のぼりの季節なんだな……。

 私も鯉のぼりの如く、春の風をいっぱいに浴びながら、石川沿いのサイクリングロードを、尚も北へと走る。そして喜志大橋付近まで来て、また自転車を止める。

 東に鎮座するのは、万葉集にも詠われる、二上山。
 よぉく目を凝らして見ると、右側の雌岳の山頂と、そのやや下の方にピンク色の帯が見える。遅咲きの山桜だろうか? 登ったことがないので、桜なのかどうか分からない。いつかは登って、桜かどうか見にいきたいと思っている。

 そして自転車は、更に北へ。我が家を目指す。

 すると上空で、何やらブーンという音。割と静かな音。軽飛行機のエンジン音か……?
 ふと空を見てビックリ!! 大きな飛行船が飛んでいたのだ。
 フワリフワリ、ボワ~ンてな感じで、気持ち良さそうに飛んでいた。高所恐怖症の私でも、乗ってみたい気がした。

 しかしこの遊覧飛行船。岸和田を飛び立って、富田林を経由して、奈良の吉野千本桜や飛鳥を見て回って、また富田林から岸和田へ帰るコース。これを「まほろばクルーズ」と呼ぶそうな。


 費用は何と、18万円!!(一人分だよね?)

そして神戸へ電車でGO!

2008年03月26日 19時20分00秒 | 関西ですねん!
 昨日は神戸へ。

 兵庫県立美術館「ムンク展」~南京町~神戸海洋博物館&カワサキワールド~ポートタワー~生田神社~北野異人館と、多少駆け足ではあったが、春の神戸を満喫出来た。


 ムンクは絵が素晴らしいのは勿論だが、生き方や仕事ぶりも興味深く、刺激を受けた。
 ムンクは1863年生まれ。うちの墓が建てられた年と同じ、文久3年の生まれだ。

 南京町のチャーシューは、格別美味い。

 海洋博物館は写真撮影も許可されておらず、少々窮屈な感じがした。

 一方、カワサキワールドでは、バイクや水上バイクに跨ったり、新幹線やヘリコプターに乗ったり、童心に帰って色々遊べて楽しい。
 私が乗り物に乗っている間に、妻の姿がすぐ見えなくなる。探せば「電車でGO!」の前に。しばらくすると、またいなくなる。探すと、また「電車でGO!」の前にいる、の繰り返し。妻よそんなに「電車でGO!」が気に入ったのか? 専用コントローラーなんて、もう手に入らないんじゃないかな? けど駄目もとで、妻の為に今度中古屋に探しに行ってみてやろうか、と思う。
 生田神社も、もう少し明るい昼間に行かねば、赤い鳥居が映えないな。

 夜の異人館は、ちょっと怖い感じがして面白い。が、今度いつか行く時は、ここもやはり明るい時に行って、ソフトクリームなんぞを食いたいものだ。


 うん。日帰りの旅も、たまにはいいね。今度はどこへ行こうかな?

ラーメン落語ウォンバット

2008年03月21日 16時23分00秒 | 関西ですねん!
 大阪池田市でブラブラ旅をした。正直言ってだいぶ前の話なのだが、このまま棚上げで放ったらかしにすると、お蔵入りしてしまいそうな気がするので、今更ながら書いておくことにした。

 きっかけは義父からの電話だった。老人会の役員を務めている義父が、旅の企画として考えていた「インスタントラーメン発明記念館」の詳細をネットで調べて欲しいとのこと。以前から妻共々行ってみたかった場所なので、いっそのことお父さんの代わりに下見に行ってみようってことになった。

 池田に行くのは5年ぶり。NHKの朝ドラ『てるてる家族』のロケで、五月山へ行って以来。その時は撮影のみの訪問だったので、ゆっくりブラブラしたのは、今回が初めて。

 まず直行したのは「インスタントラーメン発明記念館」。ラーメンの父とも言える日清食品の創業者、安藤百福氏の功績を称えて建てられた博物館である。
 クイズなんかを楽しみながら、インスタントラーメンの歴史を学んだ後は、体験工房で自分だけのマイカップヌードルを作ったり、試食コーナーでご当地限定販売の商品を食べたり。大人でもまずまず楽しめた。

 次に栄町商店街へ。外観は新しいアーケード街なのだが、個々のお店は昭和の雰囲気漂う懐かしい感じのお店がいっぱい。
 商店街のあちこちに、珍獣ウォンバットの姿が見られる。五月山の動物園にいるのだそうで、池田市のマスコットキャラクターになっているようだ。

 商店街を抜けると、すぐに見えるのが「落語みゅーじあむ」。上方落語では「池田の猪買い」や「牛ほめ」といった池田所縁の古典ネタもあり、また現上方落語協会会長の桂三枝師匠のお住まいがあるのもここ池田と、なるほど池田ならではの落語博物館。館内には立派な高座も設けられていて、ここで実際に寄席も開かれているそうだ。
 私たち夫婦は2階の視聴コーナーで、枝雀師匠のDVDを堪能。

 それにしても「インスタントラーメン発明記念館」といい「落語みゅーじあむ」といい、入場無料だった。いいのか?

 そして石橋まで歩いて、学生時代の友人が女将の「和食巧房ちりとてちん」に立ち寄ってから、帰路についた。


 大阪の端っこから端っこへのブラブラ旅。大阪には、まだまだ私の知らない楽しい街がたくさんある。