西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

花火は遠くから

2006年08月02日 22時53分01秒 | 関西ですねん!
昨夜は隣町の富田林で恒例の「PL花火芸術」が開催された。

PL(パーフェクトリバティ)教団は、そのシンボルタワー(超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔)が示すように、平和を祈念する宗教行事の一環として、毎年この時期に花火大会を行っている。
そしてそのシンボルタワーの姿や豪華な花火は、正に「人生は芸術だ」という理念に基づいているということも、なるほど理解できるような気がする。
しかし花火が打ち上げられる場所からおよそ3kmの所に位置する我が家から見ていると、あの花火のフィナーレは美しさを越えて恐ろしさにも感じてしまう。夜空が真赤に染められて、南大阪一帯が昼間のように輝くその閃光を見て、原子爆弾の投下を彷彿としてしまうのは、やはり私が、父という被爆者の遺伝子を受け継いでいるせいであろうか…?

また一方地元では、花火の規模が多少小さくなったことが、黒幕であった大手スポンサーが下りたせいではないかと囁かれる声も聞こえてくる。


花火は、やはりやや遠くから眺めている方が、罪なく楽しめて、いいのかもしれない…。