西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

しじゅうくさい

2009年06月04日 16時04分00秒 | Weblog
 昨夜は、京セラドーム大阪へ、セ・パ交流戦「オリックスvs中日」を観にいく。

 虎キチになった妻に、阪神戦ばかりでなく、他球団同士の試合も観せたいという思いとともに、試合後に行われた「サラリーマンノック」に参加する目的もあった。

 この「サラリーマンノック」とは、試合後のグラウンドに降りて、往年のOB選手の打つボールを、各自持参のグラブで捕球するだけ(しかも1球のみ)。参加資格は、20歳以上の大人なら誰でもOK。別にサラリーマンじゃなくても大丈夫。……とまあ、いい大人が子供みたいにはしゃげてしまう企画である。
 
 試合の方は、14対10で中日の勝ち。試合時間4時間43分という長さ。ちょっと終電が気になる。
 結局グラウンドに降りたのは、夜11時前。けど野球大好きの私としては、もうそれだけで興奮気味。

 ノッカーは、バファローズOBのロベルト・バルボン氏と羽田耕一氏。私はバルボンさんの方の列に並ぶ。
 段々と私の順番が近づいてくる。そして次の次だ、と思った瞬間、前のネクタイ姿のサラリーマン風の男が「あ、お先にどうぞ」と列を逸れる。なんと既にバルボンさんはボールを打った後。エーっと思いながらも、小走りに前進。私のファーストミットでボールを捕った、つもりがお手玉してポロリ。グラウンドに落ちたボールを拾い直して投げ返した。

 マナーの悪いサラリーマンのお陰もあって、どうも物足りないホロ苦い結果に終わってしまった感はあるが、いやなかなか楽しい体験が出来た一夜であった。

 帰りの電車の車中、妻から「お誕生日おめでとうございます」の言葉をもらう。


 ボールをジャッグルし、突き指した右手中指の微かな痛みを、何故か心地よく感じつつ、私は49歳のこの日を迎えた。