西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

往来言葉の物語30(月曜はジャンプ)

2012年12月17日 16時25分56秒 | 往来言葉の物語
 30.とある月曜日の夕方、近鉄長野線「富田林」駅前にて。

 たった今電車から降りてきたと思しき、学生服姿の男子生徒さん独り。
 横断歩道を渡って、パチンコ屋さんの前を通り過ぎようとした時……。

「あっ!! 今日は少年ジャンプの発売日だ!!」と叫んで……。

「読みに行かねば……」と呟く……。


 立ち読みか? 友達のを借りるのか?

 たまには買って読んであげて下さいね……。

カラスボーイ

2012年12月17日 15時09分00秒 | ステンショから
 南海高野線「初芝(はつしば)」駅。





 1981(昭和56)年の9月、この駅で二度ばかし降りたことがある。
 某地方選挙に、学生アルバイトとして参加した際、選挙事務所から出してくれたクルマのお迎えを待っていたのが、この駅であった。

 大学がある地域の議員さんから、当時私が所属していたクラブの加入する団体を通じて電話が入り「おたくのクラブから何人か紹介してほしい」との依頼を受け、後輩数人を派遣する形となった。
 そして数日後、そのうち一人の後輩から電話で「先輩も来て下さい」と誘われ、結局私も3日間だけ参加することになった。

 随分とアクセントのおかしいベテランウグイス嬢に首を傾げることもあったが、3日間候補者とともに力の限り戦った。
 余談だが、後輩の中には運動員の男性と恋に落ちて、後に大学を辞めて結婚した者もいたのを思い出す。

 選挙から数日が経っても、なかなか選挙スピリッツが抜けきらず、道行く人に会う度、手を挙げて「お願いします!」と叫んでしまいそうになったこともしばしば。


 恐らく今日辺り、そんな当時の私と同じ思いをしているお方が、全国にたくさんいらっしゃるのではないかと思う。