対岸にサギ・コロニーが有って、その上流側に隣接する細長い林が、オオタカの隠れ家、見張り所の一つとなるところです。
私はカメラの距離を稼ぐために、偶にその林の有る上流側の岸に待機します。適度に雑草などが繁って、身を隠すにも好都合だし、車も1~2台しか入れなくて、オオタカの警戒心を高めないと期待するのです。
しかしその日も大分待たされました。ふと下流側の木陰に目を遣ると、2~3匹の黒糸トンボが、カップル選別の営みの真っ最中です。そのうちの一匹が、雑草の葉に止まって翅を開閉しているのが目に入りました。時間潰しに、合焦試験くらいのつもりでシャッターを切りました。漸く合焦しましたから、数mだったでしょうか(6・4Ⅱx1.4Ⅲ使用)。
撮って確認して驚きました。翅に小さくない面積でハッキリと、肉眼では見たことのないキラキラ模様が映っています。女性の衣装につけるスパンコールの原型かもしれないとも思われます。
60年以上前の小林市時代から、黒糸トンボはお馴染みですが、こんな派手な模様を見た記憶は有りません。繁殖期特有の秘かなおシャレ現象かどうか、まだ確認できていません。
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