私は常々、トビは平気で死肉を漁る猛禽の風上に置けないヤツ、と思っています。
前に一度、遠景ながら、元気でピンピンしている魚を柱上で処理している姿を見て感心しましたが、今回もその類です。
主役の出が夏時間に早まって、もう見込みのない時刻に、派手にカラスに絡まれているモノが居ます。途中で偶にピーピーと情けない悲鳴を挙げていることから、トビであることは察しがつきました。
時々画像を確認すると、長い物をぶら提げており、初め巣材の枝ででもあろうと思いましたが、R7の習熟を兼ねて、とにかく撮ってみることにしました。
しかし途中で、木の枝らしいギザギザ感は無く、滑らかに湾曲しており、時々形も変わりますので、生きた蛇をぶら提げていること、それを横取りしようとしつこく絡むカラスを飛翔力のみで排除しようとしていることに気付きました。獲物を掴んでいるので、よくあるように足で応戦することはできません。
そして、普段の様に淡白に獲物を諦めることなく応戦していることから、おそらく、営巣中のメスまたは雛に持ち帰る積りだったのでしょう。革めて見直した次第です。
撮影条件は、R7+EF64Ⅱx2Ⅲ、ss:1”/3200、F:8、ISO:4000~6400、EXP:+3(純逆光)。
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