久しぶりの再会
前回に素直に接続するように配慮すると、標記のタイトルになりました。
実はこれまで数年のクマタカ観察統計データによっても、6~8月中旬までは出が悪いのです。クマタカに限らず、営巣場所を奪い合ったトビやノスリもほとんど見えませんでした。どこか離れた場所で、秘かに子育てに勤しんでいるのでしょうか?
尤も、真冬でもビクともしない羽毛に包まれているのですから、この暑さは堪えることでしょう。この間に換羽が行われるのは、一種理にかなっているのかもしれません。
現地の先輩によれば、再出現したここ数日は、初夏のころに比べ数十分早目のお出ましで、暑さ凌ぎなのかもしれないと思われました。
しかも”弊衣破帽”から一転して”完全正装”なのは、別な個体というのでなく、例のヨレヨレの換羽が完了したとも考えられます。喉元のネクタイまで立派です。
この撮影は、運悪く7DⅡ-64x1.4が検査入院中で、手許に残った7D-456で試みたものです。
頭上に見とれて、足元の蔓草の根に絡まれ不意に転倒した際、”自分の膝を守るために”、まともに古い舗装路面にぶつけたレンズと、荒れた急斜面で躓いて崖の小岩にぶつけたりした曰く付きのカメラのセットで、いずれ廃棄するつもりだったもの。
それにしては旨く写っているのは、殆ど真上に飛来してくれたからでしょう。(しかし、この程度に撮れれば、捨てるまでもなく、非常時の予備機としては十分使えそう…。)
初めのうち尾根を越える辺りで、小型の鳥、ハイタカ?、に絡まれていましたが、直ぐに振り切ったようで、結果、当方へ接近したものです。
尻尾の縞を確認すべく、大分拡大してみました。しかし、Win10 添付のフォトで初めて処理しましたので、何倍に拡大したかは、不確かです。
象潟(きさかた)や・・・
主機を 7DⅡ に切り替えつつあるところで、焦点微調整などの途中で現場へ持ち出しました。その中でこれは、偶然75m先の合歓の花が旨く写っていて、芭蕉の句を想起したところです。花の細いオシベが分離観察できそうで、怪我の功名です。(これのみ、 7DⅡ+64x1.4)
と言いますのは、前夜自宅で調整してセットした露出補正値とは違う値で撮れたものだからです。そのため本セットは検査入院中。
トビも換羽中
この間、場所も時間も異なりますが、換羽中と思われるトビも撮れていました。
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