主役のクマタカも出るには出るのですが、どうにも観察の条件が整いません。
距離が遠い:一番近い峰まで約700m、相手はその稜線より遠くを、そして高くを飛ぶのですから、実距離1㎞近いのではないでしょうか。
まして、この頃のように陽気がいきなり暑くなってくると、陽炎の邪魔も無視できません。
照明が殆ど逆光:前にも考察しましたが、黒白の縞模様の美しさに見惚れたいのですから、只管(ひたすら)、順光期待です。
それに、時間経過と共に、羽が哀れなまでに傷んできています。
その中で一つの気慰みとでも申しますか、中間妥協点のような条件として、高い所をゆっくり旋回する時、偶然背中を見せる時が有ります。(謂わば、偽りの背撃ち!)
相当に地味な背中の色・模様の中で、唯一尻尾の部分だけが、黒~白ならぬ、黒~灰色の縞で観えるのです。
それでも、完全逆光像の惨めな気分とは大いに違います。何とか、主役のクマタカを実感する瞬間です。
(面積が16倍になるようトリミングし、更に縞のコントラストを強調してあります。)
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