主役の出現を、順光で捉えんものと、ちょっとした崖に攀じ登って待ちました。撮影系は 7D+456+一脚 でした。
天候は相当な曇天に変じ、将来の可能性を探るだけの意味になりました。
突如右手の林の上から、黒い影が飛び出し、南へ向かって飛行。距離は200m程度。
慌てて速写。何やら口に咥えてぶら下げているのは判りましたが、初めは太めの巣材のように見えました。
(トリミングは、各辺2倍になっています。Photo-Gallary では、これ以上明るくはできませんでした。まるで影絵です。)
しかし、後に詳細に観察すると、更に細い部分が伸びており、動きも認められ、生きた蛇で有ると判定できました。
少し小さ目の蛇を、巣に持ち帰る途中だったのでしょう。(つまり、数年前のクマタカの例では、もっと長さが感じられたものでした。)
恐らく巣で待つ相棒のための”Take Out”だったのでしょう。
それにしても、常々案じるのですが、クマタカにせよ、ノスリにせよ、彼らはどこで蛇を捕獲するか、です。『地上だよ』、と即答する友人も居ますが、私はどうにも、彼らの飛び出し方から見ても、また蛇が樹上の鳥の巣の卵や雛を狙うという噂(否、以前、大塚池の公園の木の枝を這う蛇を目撃していますし…。)からも、樹上で狩っているのではないか、という思いが強いのです。その方が蛇の動作は地上よりも緩慢で、捕獲し易そうですし、恐らく、猛禽自身も、その近所の鳥の巣を狙っていたわけでしょうから、餌を奪い合うライバルと餌が同一なのですから、遭遇・捕獲のチャンスは寧ろ大きいはずです。
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