三つの祝辞をこの一報で申し上げます;
(1)先ずは杓子定規に、 『新年…』を祝して…。
(2)次いで、今年初めてのクマタカ撮影を祝して…。
(3)最後に、満2歳を過ぎた兄貴分の亜成鳥に換わって、その2歳年下の幼鳥の初お目見えを祝して…。
という訳で、上記(2)(3)のモデルは同一です。
約2週間前から、新幼鳥出現の噂は聞いていたのですが、彼我のタイミングが合わず、ようやく視認、撮影することができました。頭頂部と腹部が見事に白いのが特徴です。
通常の出現より約2カ月早いのですが、一昨年夏の猛暑が非常識で、その分,諸事前倒しされた感が有ります。
先輩と別れて、川沿いに下っていくと、定位置辺りで幼鳥の啼き声が聞こえてきました。普段の亜成鳥の声にそっくりの啼き声ですが、かなりか細く聞こえて、尾根の向こうで啼いているものと理解しました。
しかし、よくよく近づくと(約275m)、音源は目前の山の中腹のようで、例によってメクラ撮りすると、画面の一角に写っています。しかし、一度目を離すと、再発見するのに大童する難しさでした。
(以下3枚は、R7+RF100-400x2=800㎜、全てトリミング有り。後述の観点から、R7の諸設定は最善ではありません。)
完全逆光の配置ですが、10m程度の枝移りで飛ぶと、開いた羽根が光っており、尻尾の横縞模様の数がいかにも幼さを連想させます。
そのうち、先輩を交えて観察しましたが、小一時間ほどで見失ってしまい、声の場所も変わったようなので、もう探し出せませんでした。諦めて車に戻りますと、近く(約260m)の松の木に隠れており、首から上だけが見えています。
この幼鳥は、私が帰路に就くまでの3時間以上、間断無く啼いていましたが、親鳥は終に姿を見せませんでした。エサが見つからないのか、独立を促す時期なのか、それとも私ども観察者が近くに居るの警戒することを、幼鳥に躾けるためなのかは不明でした。
そこで、重量級の三脚+ジンバル雲台を据えて、R7+RF100-400、R7+EF64Ⅱx2Ⅲ、7DⅡ+EF64Ⅱx2Ⅲの各セットで、目玉が写るかどうかを確認しました。
結論的には、R7の設定を(キャノン用語で)、servo 撮影でなく one-shot 撮影、tracking-on でなく -off、(及び64Ⅱレンズの場合、 IS-off にすること)が望ましいことが判りました。
(以下順に、R7+RF400x2、R7+EF64Ⅱx2Ⅲ、 7DⅡ+EF64Ⅱx2Ⅲで撮影したもの。)
上述下線の調整後では、R7+400x2 のセットで、手持ち撮影でも、トリミングすれば眼玉が見えたのは印象的でした。
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