不穏当なタイトルになりましたが、特別な意味は有りません、多分。ペンが途切れて約半年、主役不在の猛禽屋が、飛躍準備状況のご報告ということでお茶を濁すような…。
相変わらず猛禽の主役を求めて出歩いているのですが、なかなか出会えませんし、たまに会えても、遠い!、逆光!の嘆き節になりそうで…。
仕方なく、使用機材のグレードアップに気持ちが向いていました。身辺の事情が変わって、小銭が貯まったことも大きな要因で、これまで我慢してきた支出へのブレーキが解除されたせいでもありましょう。
先ずは、全く夢のまた夢として我慢してきたカメラ=1Dxです。キャノンのフラッグシップの初号機で、フルサイズは不利ですが、合焦性能への期待は大きいものです。これをオークションで10万円を切る価格で見つけて以来、現実の問題として入札したものです。その後マーク3まで発売されていることと、1.5㎏が重すぎる?ことと、世はミラーレスの流れになっていることから、1Dx系の出品が増えていました。初号機は、製造を止めて久しいものですが、1年近くの修理期間が残っていることから、購入後メーカーの点検に出して、不都合が有れば見積書を見ながら改善しよう、という計画です。写真の搭載光学系のうち、手持ちのレンズ系(4.33㎏)にカメラを加えた重量は、6㎏近くあります。
この光学系の6㎏という重さは相当です。永らく使用してきたビデオ雲台ではバランスがとれず、代わりとしてはジンバル雲台が最適。10年近く前に、一度中華製を手にし、バランスも容易に実現出来て、全く慣性質量を感じず?に軽快に操作できることを経験していました。むしろ、あまりの軽さに頼りなさを感じ、改善の必要有り、ということで一旦手放した経緯が有ります。
改めて選んだのは、ジッツオのフルード・フリクション・コントロールを装備したものです(1.35㎏)。概ね半額の中古品(前述の中華製新品の数倍)ということで心配しましたが、外見も新品同様で、試用結果は大満足です。万一不調が生じても、フルードユニットの交換修理も可能なようで、安心です。耐荷重はカツカツの8㎏ですが、内外の多くの経験者が私と同規模の光学系を搭載して、好意的なリポートを発表しています。
次いで、これを安定的に搭載する三脚。オークションで候補に挙げては見送っていくうちに、だんだん重いものに傾きました。最終的には、定評あるジッツオの全金属製(最大脚径41㎜)で、型番も無い古い製品で、5.8㎏もあります。相当な強風下でも全く安定していました。
使用の便宜上、両者の間に、水平調整機構”レベラー”(0.37㎏)を嚙ませました。耐荷重10㎏の中華製で、安いのでこれのみ新品です。尤も、私は厳密なパノラマ動画をとるわけでもないので、必ずしも必要無いのですが、水平出しが、全く気楽になりました。
気がついたら、下の写真のような組上がりになり、説明を入れた部分が先月入手した部分で、レンズ系(64Ⅱx2Ⅲ)以外の全てですね。その総額は、EOS 7DⅡを新品で買った価格程度でした。なお、ジンバル雲台にはハンドルも付属しているのですが、全く必要を感じません。
今後は、使用機材で言い訳はできなくなったわけで、相当の覚悟で臨むことになります。
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