お心当たりの方のご教示をお願いいたします;
私は、猛禽撮影に凝っていまして、茨城県北部の「小山ダム」にクマタカがいるとの噂を聞き付けて、9月と11月に出かけました。
クマタカそのものに出会えたかどうか怪しいのですが、そばの県道に、写真のような骨らしきものを見つけました。色は蛍光色的な純白で、鳥類の糞特有を思わせます。両端を除けば単調な構造で、比較的大きな鳥または、小型の獣の下脚部(脛)骨か、上腕骨のようです。(写真上)長さは、7.5cm程度有ります。
もしそうなら、それを丸呑みするだけの大きな猛禽ということになり、クマタカの存在を強く示唆するようです。
2カ月後に再訪問して、数十m離れた場所で、その骨に加えて、少し複雑な構造の骨も見つけました。(下)この長さも同じ位です。構造から見て、大腿骨かな、とも想像します。
どちらも採取してきましたので、必要でしたら、現物を送れます。
どちらかの動物園とか研究機関、大学の鳥類研究室の方で、糞の解析にご興味のある方のコメントをお待ちします。
フクロウでも予想外の大きい骨を吐き出しますね。でもこの骨ならオオタカでしょう。
だれか応援が来るといいですね。
コメント有難うございます。
困ったことに、今年から正式に禁煙しておりまして、適当な比較物が手元に有りませんでしたので…。
持ち帰って後で測りましたら、75mm程でした。
吐き出したもの(ペリット?)にも、この色は着くのでしょうか、検討中です。
他方で、この長さの骨が、屈曲した内臓を抜けるのも大変そうです。
またよろしくお願いします。
(1)先ず秋口に、「小山ダムの主」的な立場でダム周辺の野鳥に関するブログを公開しておられる Ran さんに相談しましたが、むしろ糞ではなくペリットの類ではないか、という印象をお持ちのようでした。
(2)純白に塗(まみ)れる様子から、ペリット説に納得できず、昨年末に、鳥海山麓に在る環境省の「猛禽類保護センター」に、質問のメールを送りましたが、今日まで反応が有りません。本日HPを覘きますと、大幅に改修されていますので、私の質問メールはその大工事に紛れた恐れが有ります。
(3)昨年末、上の返事を待てずに、県北の「日立市かみね動物園」に、フォーマットに従ってメール質問しました。園長さんの進言に従ってスケール入りの骨の写真を送りましたところ、大晦日に獣医さんから長文の返事をもらいました。さすがに専門的なご考察と拝しましたので、勝手ながら、概要をご紹介させていただきます;
①半球状のくぼみが有る骨は、尺骨(前脚の肘から手首間)…と思われる。
②他の骨は、手の甲(中手骨)か足の甲(中足骨)の骨かと思われる。
③動物種は…犬やタヌキあたりが考えられる…。
④後から、カラスやトビ等の糞尿便が着いたなどは考えられる・・・。
⑤「茨城県自然博物館」に問い合わせてはどうか?
①、③は、専門家の知見として有り難く伺いました。
ただ、②は、素人として、本体が相当に大きな動物になりそうな懸念が生じます。
また④は、その塗れ具合から、どうしても糞説を捨て切れません。
現状は以上のような具合ですが、そもそもの発端は、最近、小山ダムのクマタカ観察報告が乏しくなったところで、比較的大きな脱糞骨?が見つかり、まだダム近辺に生息するのではないか?、それなら是非撮影したい、という希望的観測の根拠にしたかったわけです。その点で、既述のRanさんのブログでは、最近でもクマタカの観察例が報告されていますので、私の当初の目的は達しているわけです。