変なタイトルですが、環境変化により、ここ数年、観察出来てないのです。
上の写真は、5年前の4月半ば、注目していたサシバ♀が、妙に落ち着きが無いな、と思っていたら、右下方から黒っぽい影が迫りました。 後で写真を見ると、黒い影の正体は♂らしく、プレゼントの蛙を咥えています。(EOS50D+Σ50-500)あれだけ落ち着かずにキョロキョロしていた♀が喜んで受け取ったシーンは、初めて見る野鳥の生き生きした姿として印象的でした。
更に感動的だったのは、その翌日、二羽はめでたく結ばれたのです、折から満開の山桜の花陰で…。(初代6・4+50D)
場所は、偶然私が巡り会った谷津田の一角。農耕用の道を踏み入ると、殆どの方角で100m以内に木があり、一番奥が一番高く、水も豊かで、蛙や蛇など、サシバの餌が豊富でした。
正面の林は奥が深く、数年の観察期間中、年々細かい場所は変わっても、その林の中で営巣している様子でした。
奥の林の更に奥には、ゴルフ練習場が有って、そのころ拡張工事が有ったと言うことで、来年からサシバが営巣しなくなるのではないか?、と散歩の人々も気にしていました。更に続けて、太陽光発電所に変身してしまいました。
更に運悪く、その年からその一番奥の谷津田が減反に入りました。その年は水が有ったのですが、湧き水でなく有料らしく、翌年からは水も止められました。するとたちまち蛙の声も減り、それ以来、サシバは、冬場に下見に来ますが、営巣はしなくなりました。サシバ撮影を希望する人たちは、今では栃木県まで出かけていると聞きます。
叶うことなら、我々が水料金を代納してでも水源を復活させ、蛙を呼び戻せば、サシバも復活するのではないか、と期待しているのですが…。
この二枚は、ピントなど甘いものですが、それぞれに野鳥の最もイキイキしたシーンに巡り会ったものとして、また、私の秘密の撮影ポイントとしても、自慢のものでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます