YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

一足早い菜の花散歩

2024-01-15 15:55:00 | ウォーキング
昨日は土会始め。

友人Iさんと、10年前からやっている「土曜日を楽しむ会」。毎月第二土曜日に「歩いて、食べて、しゃべる」をコンセプトにどこかへ出かけるゆるい会。2024年ものんびり始まりました。

今回の目的地は神奈川県二宮町「吾妻山公園」



入口ではロウバイの花が迎えてくれました。



急な階段を登っていくと、途中からスイセンのいい香り。


ぐんぐんと高度をあげ、振り返れば相模湾!!!



東海道線が走っていく姿がまた良い感じ。最高の見晴らし♪

駅から30分かからず頂上に到着



まず目に飛び込んでくるのは、広々とした芝生と、その真ん中に根を下ろすシンボルツリーのエノキの木。

そして視線の先には相模湾に向かって広がる奈の花畑。









満開でした!
一足早く春到来〜!!!!!

残念ながら富士山は雲の中。箱根や丹沢、伊豆半島や房総半島は見えているのに、ど真ん中にあるはずの富士山だけが雲の中。それはそれで珍しい?

菜の花を眺めながらおやつタイム。


駅前で入手した地元二宮産の夏みかんや菜の花(葉)を使った手作りロールケーキ!

春の香りに加え、しっとりとしたスポンジも最高だし、なんといっても目の前に広がる穏やかな海!

お弁当も持って行けばよかったかなぁ〜、なんて言いながら、予約してあったオーガニックカフェ「のうてんき」さんへ。


農家の庭先に店を構えたような佇まい。もっとも家庭菜園程度の大きさの畑なんですが…。



気取らない雰囲気が、人を惹きつけるのが、地域のコミュニティとなっているようなお店。



発酵定食なるものが食べたかったのですが、土曜日はビリヤニ(インドの混ぜご飯)デーとのこと。

これも、本格的なスパイスが効いていて地元の野菜も楽しめて満足♪

私たちの他にも2組のお客さんがいたのですが、店員さんも含め、似たような時期にウユニ塩湖を訪れていたことが分かり、大いに盛り上がりました。

ここ


そろそろ海外にも旅に出たいなぁ…。

季節はこれからが冬本番。おうち時間を楽しみながら、春へ向けての準備も始めたらいいのかな。

吾妻山公園の菜の花は2月中旬までが見頃となりそうです。

自然観察の大先輩がアウトドア情報サイト『BRAVO MOUNTAIN』で記事を書いていますので、詳細はこちらでご確認を↓

“駅チカ”お手軽ハイキング【360度の大展望】聳える富士山と輝く湘南の海! 菜の花は「今が見頃」吾妻山へ! 神奈川県・2024年|概要|登山|レポート|BRAVO MOUNTAIN

“駅チカ”お手軽ハイキング【360度の大展望】聳える富士山と輝く湘南の海! 菜の花は「今が見頃」吾妻山へ! 神奈川県・2024年|概要|登山|レポート|BRAVO MOUNTAIN

暖かい日が続く今冬の影響もあるのでしょうか、新春となり早くも菜の花が見頃を迎えています。山頂からの360度の大展望と黄色のじゅうたん。そして、相模湾の青い海。誰もが...

BRAVO MOUNTAIN

 



三宅・八丈!橘丸の旅!!

2024-01-12 16:55:00 | 旅行
今年の正月は大島に行く予定が、いつのまにか八丈島まで足を伸ばすことになりまして…。本日はそのときの船の記録。

伊豆諸島って一口に言うけれど、随分と南北に離れています。飛行機が発着するのは、大島、新島、八丈島の3島だけ。あとは、船かヘリコプター。



船で行く場合は東海汽船を使うのですが、比較的近い島へ行く航路と、より南の島へ行く航路の2通りがあります。大島周辺へはより速いジェット船も出ていますので、比較的気軽に行かことができますが…。



八丈島ともなると船が欠航してしまうこともあるのです。特に冬場は海が荒れるので、八丈島への就航率は80%ほど。5回に1回は行き着けないことになります。御蔵島や青ヶ島となると、もう予定通りに往復できるなんてことは奇跡に近い。「神様に呼ばれないと行けない島」なんて噂も…。



実際、海は大荒れで、夜10時半に出た船は、御蔵島には立ち寄らず、三宅島に入港。その後、八丈島へ向けて出航したものの、波の状態が悪化して途中で三宅島へ引き返すことになりました!?

そんなことあるんだ!!!



まあ、こんな天気でしたし、それもやむなし(T_T)

八丈島までの乗船券を買っていた我々の道は3つ。

①途中立ち寄る三宅島で降りて翌日に八丈島を目指す。(宿代は自分持ち)
②東京に引き返し、再び八丈島へ向かう。(船で連泊)
③東京に引き返し、全額払い戻し。

朝の寝ぼけた頭でそんな選択を迫られてもー(>_<)
なるほどねー。
乗ってみて初めて分かりました。

船のWi-Fiを使い、なんとか手頃な部屋を見つけられたので、①の三宅島泊を選択。

ちなみに揺れに備え船内の椅子は鎖で固定されていました。



↑ここは食堂。それなりにメニューはそろっていますが、揺れによって提供できないメニューもあるんだとか…。



2等船室はこんな感じ↓



コイン式のシャワーやドライヤーも完備されていてなかなか快適でした。





そんなわけで、三宅島に1泊したのですが、翌朝は朝5時過ぎに出港。宿の人は慣れたもので、ちゃんと1人500円で港まで送ってくださいました。



タクシーより断然安くて大助かり!まだ星空が広がる4時前に宿を出発。




暗い中の接岸作業。
出航してうつらうつらとしたから海上から太陽が登ってきました。



元旦から3日連続で朝日を拝むとは、なんで勤勉な年明け!

そして無事に八丈島へ上陸。


…と、ここで終わりではない船の旅。翌日の帰着便も、海が荒れて怪しい雲行きに…。

島の生活って本当に天候に左右されて大変なんだなぁ。…なんてことを改めて思い知らされました。

「条件付き繰上げ出港」との連絡がきたのは夜ご飯も済んでから…。翌日は朝食もそこそこに港へ向かうことになったのでした。


そして、最後の最後、これまでは何だかんだと大した揺れはなかった船が大揺れに揺れました。

もう、ババーンとかバリバリバリバリーとかゴリゴリーとか音まで伴って上下に、左右にぐらぐらと。魔のドレーク海峡に匹敵するほどの大揺れでびっくりしました!!

三宅島に着く頃にはだいぶ穏やかになったので、なんとか乗り切りました。



乗船時間、およそ12時間。
美しい富士山や夕焼け、そして東京の夜景を眺めながら、ユリカモメと一緒に帰着。







船の旅は天候に左右はされますが、独特の雰囲気があって良いなあ…なんて思いました。

ただし、時間の余裕がたっぷりあるときに限ります。下手したら帰ってこれないですし…(^^;;

つぎは小笠原にも行きたいなぁ…。
フェリーで24時間かかるそうです。


【今日のカフェタイム】

本日は地元鶴見のカフェ♪
カフェオレ¥600
マフィン¥330

本日は金曜日!皆座お疲れ様です!







あっという間の年末年始

2024-01-10 15:39:00 | 食べ物
今朝職場に行くと梅が咲いていてびっくり!!
私が気づいていなかっただけで、すでにあちらこちらで咲いているとか…

早い∑(゚Д゚)
早すぎるぞっ!!


心の乱れが写真に現れてます(笑)↑

そういえば年末年始もバタバタと過ぎ去っていきました。昨年も1年の振り返りはできないまになってしまいました(>_<)

せめて胃袋に収めた美味しいものの記録だけでも残しておきましょう
↑食いしん坊

ここから先はどうでもいい記録です(笑)

紅白見ながら年越しの宴(蕎麦は従兄渾身の手打ち)



元旦の食卓電子機器のはずが分け合って昼過ぎの食卓(お煮しめはぴよよんさん作)



旅行前に寄ったヒチカケナイト






三宅島の地魚出汁ラーメン、アオサ増し増し♪



民宿の夕飯。キンメダイ他



八丈島の地魚フライ定食



正月の残り物を食べる朝


高校時代の仲間たちと新年会



今年で出会って40年目のお正月!



残り物といただきものな朝
アンバランスな朝(笑)



そりゃ太るよねー(笑)
あっという間の年末年始は、食べてばかりの年末年始でもありました。

くだらない備忘録にお付き合いいただき、ありがとうございました。

明日もいい日になりますように!


北多摩 森始め

2024-01-09 21:15:00 | ウォーキング
「森始め」ってなんだ???
「事始め」とか、「仕事始め」とか…。
まあ、そんな感じで今年最初の北多摩の森散歩!



今日は空気が澄んで山がはっきりと見えました。真っ白な富士山!!



北多摩の森はおそらく今がいちばん静かな季節。木々はすっかり葉を落とし、生き物たちの気配はわずかです。

そんな静かな森の中を鳥たちが餌を探して飛び回っていました。

アオゲラ


コゲラ


木をつつき、木の中に身を潜めていた虫を器用に捕まえるキツツキたち。



私はその様子を器用にカメラに収めることはできずにピンボケ(^^;;
双眼鏡にスマホをつけて撮影しているので、ある意味器用?

こんな時は望遠レンズがついたカメラが欲しくなりますが、やっぱり気軽なスマホがいちばんです。



真冬の森の中で目を引くのは、自然に帰る直前の植物たちの最後の輝き。













朝の光にきらめくススキの穂やコウヤボウキの綿毛…。

落ち葉の中に火を灯したような1年目のコナラの実生。



落ち葉の中に埋もれるゴンズイやヘクソカズラの実。




なんだか顔に見える???



糸で縫い付けられたようなムラサキシキブの実。



虫が紡ぐ糸は森のあちこちで見かけます。姿は見えないけれど、気配はあるんですよね。



日の当たらない林はひんやり、落ち葉には氷が付いていました。



ようやく朝日が当たり、キラキラ光出す瞬間。明日から始まる仕事の前に、こんなゆっくりとした時間を過ごせる幸せ。

木の根元でひっそりと実をつける白実マンリョウ。



森の出口には鈴なりのイイギリ。
房状の真っ赤な実が垂れ下がり、ここだけ別世界の華やぎ。



間も無く鳥たちが群がるんだろうなぁ…。

あと1ヶ月もすれば赤い実はなくなり、代わりに少しずつ木々の花が咲き始めるはず。

今シーズンはだいぶイレギュラーに季節が進んでいるので、ウメやマンサク、サンシュユなど、いつもより早く咲くのか、遅いのか…。

ちなみにシジュウカラは本日すでにさえずっていました。びっくり!!

【今日見た野鳥】
・シジュウカラ
・ヒガラ
・ヤマガラ
・エナガ
・コゲラ
・アオゲラ
・メジロ
・ヒヨドリ
・ハシブトガラス

さあ、北多摩生活も残り3ヶ月。
楽しんでいきましょう!!






光に包まれる島影

2024-01-06 18:33:00 | 雑感
新年を迎えあっという間に間も無く1週間。明日は「人日の節句」。七草粥の日です。

今年の幕開けはあまりにも多くのことがあり過ぎて、離れた場所にいても心が落ち着かない日々です。現在被災されている方やそのご家族、ご友人におかれましては想像を絶する日々をお過ごしのことと思います。心よりお見舞い申し上げます。

改めて人という存在の小ささや一生の短さ、またいつどんな事故に巻き込まれるかしれないことを思うと、当たり前に過ごせることがいかに奇跡に近い幸運であるかを痛感させられます。



さて、地震発生のニュースが流れ始めた1日の夕刻から八丈島へ旅行に行ってきました。


橘丸2等船室

海が荒れて三宅島へ引き返したり、翌日は八丈島へ上陸できたものの、その翌日の帰着便は時間を早めての出航で大揺れだったり…。



島で暮らすということはこんなにも天候に左右されるのだということを実感しました。

そんな中、御蔵島に差し込む光芒や虹の出現に心が震えたり、安全や豊漁を祝うお祭り人々の思いを垣間みたり…。




太陽の反対側にできる反薄明光線。左上にはうっすらと虹も出ています。



港に降りると、今度は太陽側にうっすらと薄明光線。




神々しいというのはこういう時に使う言葉なんだろうなぁ…。

船が引き返したことにより、偶然にも参加できた三宅島の「船祝い」↓



全国各地に伝わる慣わしで、我が家に近い鎌倉で行われるものは船から海へミカンを投げるのですが、三宅島では港に集まった人々に、ミカンやらお菓子やら、トイレットペーパーやら…、いろいろなものが振る舞われていました。家を建てる時の「棟上げの餅まき」みたいな感じ?



大人も子どもも大喜び。見学の観光客にも分け隔てなく地元の方が「持って行きなさいよ」と声をかけてくださったり、手渡してくださったり…。

ミカンはその色から黄金を連想するということで、投げた分だけ戻ってくるようにという願掛けのようです。船の安全と豊漁を祈るお祭り。



自然と共に生きるという昔の人の心構えというかなんというか…、科学技術が発展した現代の我々もいま一度心に刻む必要があるのかなと…そんなことを考えました。


溶岩流に覆われた海岸沿い@三宅島

三宅島は平成12年9月の噴火で全島避難勧告が出され、解除されるまでの4年半以上、島民が帰ることが叶わなかった時期があります。

それでも再び活気を取り戻し、こうして笑顔で過ごしていることに、人の逞しさを感じずにはいられません。


島の原生林

島の木々も大地にしっかりと根を下ろし、枝を広げていました。

今回の震災について、今はただ被災地の皆様が暖かく、安心して過ごせることを祈ることしかできません。今回の旅行募金はこちらにしました。

額は小さくても、多くの人の心が集まれば何かを変えられると信じています。どうかこうした善意が適正に使われますように。

皆様も安全に気をつけお過ごしください。