ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

変化球に強いサーブレシーブ(その5・・・動きにくいという問題点の克服)

2013年01月23日 07時12分47秒 | サーブレシーブ

はじめに
昨日までの記事でお話したとおり、

上記写真のように腕を組んで腕の腹部分を表に出すアンダーを使うと、サーブレシーブの成功率は上がるのですが、この腕の組み方は、レシーブする場合に、右手の2本の指だけを左手で握るという動作が難しく、サッとできないという指摘がありました。
そこで、サーブカットの構えの時に、右手の指を左手で軽く触れ、下図のようにリラックスして構えておくという方法を紹介したのです。

この構えから、アンダーにもオーバーにも素早く対応しようというわけなんです。

しかし、駄々をこねる選手が必ずいるもので、「監督、腕を組んでいては動きにくいのです。ボールの正面に入るのに問題ないですか。ジャンピングサーブなんか対応できますか・・・」
という意見を述べた選手がいたのです。
今日は、そういう場合の考え方についてお話します。

サーブのスピードとレシーブの位置を考える
下図を見て下さい。
左側の赤シャツの選手が左から右側のコートに向かってサーブをします。
緑シャツは中衛ラインのサーブレシーブ位置
青シャツは後衛ラインのサーブレシーブ位置
を示しています。

赤シャツ位置から良いサーブが来る範囲はサーバーの位置から右側コートのバックサイドの角までを結んだ線の内側ということになります。

このように、レシーブの範囲を絞って守ることによって、中衛ラインの選手は、横に動くと言っても、ほんの1メートルくらいのものなんです。

変化球サーブは早すぎても変化しませんから、変化しやすい感じでサーブが来る場合は、せいぜい横に1歩くらい動けば十分対応できるのです。
1歩くらいであれば、軽く腕を組んだ状態であっても、変化球サーブに対しては動くことが可能かと考えます。

どうしても腕を組んで構えるのがいやだという選手へのアドバイス
どうしても、腕は組まずに構えたいという選手は、それはもう仕方ありません。
組まずに構えて、そこからサッと下図のピンクシャツのように組む練習をするか、
青シャツのとおり組んで、なおかつ腕のレシーブ面を広くするための練習をするかしないといけません。

要は、サーブレシーブの失敗率を下げてくれれば良いわけです。
自分に合った方法を考え、その技の習得に向けて努力しないことには、レギュラーを勝ち取れないということになるわけです。

おわりに
本日ここまでです。
それでは、横に移動する暇のない、すごいスピードのジャンピングサーブやドライブサーブが来たらどうするのかということについて、次の記事でお話しします。


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