ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

中衛の選手がサーブのボールを下から目線で追うのは、どこまでかというお話。

2013年11月15日 07時06分37秒 | サーブレシーブ

はじめに
昨日までの記事でサーブのボールを下から目線で捕らえつつ、軌道を見極めて行くだけで、あらかじめ目と一定の距離関係にセットしておいた腕のレシーブ面にボールを呼び込むことができ、そのことによってサーブレシーブの成功率は上がるのだという理屈は御理解いただけたかと思います。

ところが、アンダーでレシーブするということになると、ずっと目線をサーブの軌道より下方向からキープするというわけにはいきません。
サーブのボールが軌道上を移動して来るどこかの場所で、下から目線を上から目線に切り替え、ボールの軌道より高い位置からボールを見る必要があります。

その理由はお分かりですよね。
アンダーでレシーブする場合、そのレシーブ面というのは目よりも下にあるわけですから、当然、サーブのボールも目線より下側になってしまうわけです。
そうでないと腕のレシーブ面にボールがヒットしません。

そこで、今日はその下から目線を、上から目線に切り替える場所の見つけ方についてお話します。

中衛ラインのレシーバーの場合
下図を見て下さい。
左側からジャンプサーブが行われ、右側のコート上で黄色シャツが中衛ライン、青シャツが後衛ラインでサーブレシーブするというわけです。
で、目線を切り替える位置ですが、中衛ラインでレシーブする選手の場合、
くらいの場所にボールが来るまではボールの下側を凝視します。

そして、○→と来る所は、上から目線です。
で、下から目線で見る最後の瞬間となるの位置がどのくらいかと言いますと、中衛ラインの選手の場合、弾道の低いジャンプサーブであれば、ネット上か、ネットを少し過ぎた付近であり、レシーバーからすると概ね3~4mくらい前方ということになります。

レシーバーの体格やサーブのスピード(軌道に影響を及ぼします)によって若干異なりますが、まずは、中衛ラインのレシーバーの場合そのくらいを目途に、
「ここまでは下から目線をキープする」
という意識でボールを凝視してほしいのです。

そのように観測できたボールはその後、○→と移動して来て、黄色シャツ選手のとおり、その腕のレシーブ面に当たります。

練習の最初では、このようにネット上付近か、自分の3~4m前方まで、下から目線をキープするということを基本にしてレシーブしてもらいます。
そして、その結果ボールが思っていたより後ろに来たか、それとも前に来たかによって、下から目線を上から目線に切り替える際のボールの位置をよりも前にしたり後ろにしたりして修正していくのです。


本日ここまでです。
明日からは、バックラインの選手の軌道の見極め方についてお話します。



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