はじめに
これまでに、下記のようにサーブレシーブマシンを使って、サーブの軌道を読みレシーブしてみようという話をしてきました。
選手はスコープからサーブのボールの動きを観測しながら、台車を前後にずらし、オレンジ色の鉄骨部分を上下させサーブをレシーブしようというわけです。
前回の記事のように
のようにスコープを通してボールが見え、最後に●のとおり見えたボールがその後スコープの下のほうに消えれば、下図のとおりサーブは●の位置でレシーブマシンのレシーブ面に当たってうまくレシーブできるはずだというわけです。
この場合レシーブマシン設置場所にサーブが来たからこうなったわけですが、それでは、ボールがこのとおり来なかったら、どうするかについて念のためお話します。
修正・移動の方法
例えばスコープ越しに見たボールが下図のように見えたとします。
ヒットした時点の●は中心にあり前回と同じですが、●がやや中心より下に下がり、
●がさらに下がり、●はいよいよもってスコープの下に消えかかっています。
このように見えた時はレシーブはできません。
こういう場合ボールは台車よりも明らかに前に落ちて行くわけです。
で、それにいち早く気づいて、前に台車を移動させるにはどうするかと言いますと、●のボールになった状態で、スコープの中心にボールが見えるように台車の位置を修正しなければなりません。
スコープは鉄骨にしっかり固定されていて、スコープだけを動かすわけにはいきませんので、台車ごと前に移動しなければならないわけです。
そうしてまずは下図の状態に●が見えるように修正します。
→
さらに●や●の状態も台車及び鉄骨の位置を修正して、スコープ内のボールが下図のように見えるように修正(移動)して行くのです。
目線を修正することで、それと一定の位置関係にあるレシーブ面が自動的に修正され、おのずとサーブのボールが飛んで来る場所にレシーブ面も修正され配置されるというわけです。
この仕組みをまず理解します。
で、目線を一定にしてボールの軌道を読むことと、目とレシーブ面の位置関係を一定に保つことの大切さを理解していただきたいのです。
慣れてくれば、かなり自由自在に対応しますが、基本は同じなんです。初心者にはまずこの点をしっかり把握させます。
おわりに・例題
ついでに下図のような場合、台車や鉄骨部分をどのように移動させるべきかも考えて下さい。
まだまだ、話は続きます。
最後は、このスコープで見るようなボールの見方をレシーバーが習得しなければなりません。
そこまで、話を進めて行きますので、昨日から本日に掛けての記事、回りくどいようですが、じっくり読んで原理を理解しておいていただきたいと思います。
本日ここまでです。
大会の組合せもきまり
いよいよですねぇ~~
磯野さんの率いるチームですから
結果をだしてくださると信じてはおりますが
プロフィールを見るとかなりの強者揃いのようで
私も、ワクワクドキドキしてきます
ところで、この週末和歌山でありました
40歳以上男女混合のエンジョイバレー大会へ参加してきました。
40歳以上とはいえ男性のサーブをカットしないと
いけないので、
磯野さんの記事を何回も読み返し
プレイ中も”照準!””目線を動かさない!”・・・
などとつぶやきながら(マジです)
2日間頑張ってきました
まだまだ会得できてはいませんが
精神的支えになりました!
ありがとうございました
いつも、励ましのコメントありがとうございます。
現場で指導するのと違って、文章で伝えるのはくどくどとなりますが、少しでも伝えられればと思い、図面や動画を使って記事アップしているところです。
女性が5号球でプレーするというのは大変で、加えて男子のサーブやスパイクをレシーブするということになると、なかなか厳しいと思いますが、それでもチームに入れられるということはかなりのレベルにあるのだと思います。
ポジションはバックですか?
どうか、頑張られてください。応援しております。
ボールを下から見るというのは
今まで一度も意識してなかった事なので
とっても興味深く拝見しております
誤解があるとこれから磯野さんからアドバイスを
いただく時に支障があるかもしれませんので
訂正をさせていただきます。
私自身は、地域のママさんチームでプレイ(現在バックセンタ)してますので
レベルは初心者に毛が生えた程度です。
男女混合の試合の時にだけ他チームさんに
ゴマメで混ぜてもらっているだけです。
そこの方々がスゴイ人たちなもんで
全国大会とかに同行させてもらっています。
少しでもお役にたてれるようになりたいと
日々努力中です
了解いたしました。ただ、それでも全国3位のチームに誘われるっていうわけですから・・・すごいですよ。
今後ともよろしくお願いします。