ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

集中力を上げる。

2013年10月01日 11時11分58秒 | メンタル面

失点した後は、自分のミスを気にしたり、他人のミスをカバー
しなければならないなどと全員がいろいろなことを考えます。
不安を抱くこともありますし、ミスをした選手に対して不満を抱くこともあります。
何とかしてミスを取り返そうなどと余計なことも考えたりします。

実はこういう心理状態になることこそが、プレーに集中していない最大の原因になってしまうのです。

ミスをした後に、
集中してプレーしろ!
といいますと、それを聞いた選手が、次のプレーではレシーブするときに、腕をまっすぐだそうとか、スパイク時ブロックを見てこれを外そうなどと考えたりします。こういう状態は、余計なことを考えているので集中していることにはなりません。

集中している状態とは、そのような難しいことを考えず、ただボールをレシーブする.トスを思い切ってスパイクするということしか考えられない状態にまで持っていくことなのです。

いろいろ考えずに、最も単純な動作だけを行うと言う精神状態にもっていくのです。

そのような心理状態にあれば、予想に反して前に落ちてきたボールについてはフライングでレシーブしたり、スパイクの瞬間ブロックを交わして打ってしまうというプレーなども無意識のうちに体が勝手に反応してプレーしてしまいます。

集中したプレーをするというのは、このように単にレシーブする、単にスパイクを打つと言う具合に、単純な動作で結果だけ
求めるような動作をする状態を言うのです。

無意識のうちに、生じている状況に応じた、的確ないいプレーをしていくということが理想なのです。集中した状態はこのような感じになります。

ところが、レシーブミスやサーブミスをしたことを悔やんだり、他のチームメートの感情を気にしていたりしている状況では、到底次のプレーに集中できる状況にはありません。

そこでこのような余計なことを考えないようにするために、他の選手と声を合わせて出すということが大切になってくるのです。

他の選手と、リズムを合わせて声を出さなければならないということになれば、そのことに意識が行きますので、レシーブミスなどについて悔やんでいる暇がなくなってしまうのです。

その結果自分の意識の中で失敗に対するマイナスのイメージを抱く暇がなくなり、そのことが、次のプレーに集中できるという心理状態を作っていくのです。

以上のとおりです。
失敗した後、声を出すということだけでも、充分効果はあるのですが、そこから1歩進んで他の選手と声を合わせて出すという行動を取ることによって、犯したミスに対する悪いイメージを、意識の中に残さないようにしていくのです。
本日ここまでです。明日に続きます。

当ブログのCM
付録1・・・・当ブログ応援のお願い

blogramランキング参加中! ←応援(クリック)していただくと嬉しいのですが・・・。
こちらでは当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。どうぞ、ご覧ください。

にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
にほんブログ村
付録2・・・・当ブログの特徴について
宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はもち米、お餅、炭水化物が採れますから試合の朝は必ず食べてます。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この3月、島根県松江市に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、松江はなかなか住みやすい落ち着いた町で、とても気に入って言います。

このブログでは、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介しています。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することにベストを尽くします。

ボールにきちっと手を当てたい。そしていいスパイクを打ちたい、いいサーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したい、ベストを尽くし一発当てたいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
柔道選手が柔道着をバレーボールのユニフォームに着替えて活躍した事例等、これから
上達したいという皆さんの参考になるような記事をアップしたい、そして一人でも多くの人がバレーボールを楽しみたいと思ってくれるというのが、私の夢です。

地道に頑張る大器晩成、勝負どころでベストを出せるタイプの選手を目指していただきたく、初心者向けの記事や初心者が頑張っている記事をアップしたいと思います。

 

 


最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (beachboy)
2013-10-03 09:57:01
今日の話、興味を持って読ませて頂きました。
長島茂夫状態になればいいんですね。
きっと。
返信する
Unknown (beachboy)
2013-10-03 09:58:11
訂正:長島茂雄
返信する
Unknown (ちび中衛)
2013-10-03 11:18:06
初めてコメントします。試合中、試合練習中に集中出来ていない自分に最近特に嫌気がさしていました。自分のミスと他人のミスに思いっきりテンションを下げてしまっている状態だと思います。その都度集中集中…と自分に言いきかせてはいますが 、記事を読ませて頂いて、これこそが集中出来ていない状態なのかと気づきました。
声出しは大切ですね。チームは性格がおとなしい人が多いママさんのチームです。
全員が大きな声を出せるかわかりませんが…私から声かけてやってみます。
ありがとうございました。


返信する
beachboyさんへ (磯野)
2013-10-03 23:46:05
そうです、そうです。
あの方は本当に見本だと思います。

見栄えを良くするために、不要なプレーもしていたというお話も聞きますが、その見栄えを良くすることで、自分が気持よくなり、観客の心を掴み、そのことによって自らのテンションを上げ、乗っていくという感じですね。

素晴らしいと思います。
返信する
ちび中衛さんへ (磯野)
2013-10-03 23:52:21
コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

正に、ちび中衛さんが言われるとおりです。集中しようと思うこと自体集中していないのです。

無になった状態がいいのですね。スパイクやレシーブの瞬間も「おりゃ~」等と大声出していくのも良いプレーを生みだします。

チームに声出しを練習させるときは、まず、声出しが大切な理由を説明し、次に要領を説明し、自分自身が音頭を取ってやる必要があります。
声出ししている時の動画も今度アップしますね。

頑張ってください。試合中の雰囲気が劇的に変わりますよ。
返信する
ありがとうございます (ちび中衛)
2013-10-04 18:39:02
今回初めてのコメントでしたので、磯野さんからの直接的なご返答に感動してしまいました。ありがとうございます。


まずは自分が無になることができるように練習がんばります。

我がチームが劇的に変わることができたら本当に嬉しいです。

11月に大会があるのでそれに向けてがんばってみようと思います。

返信する
ちび中衛さんへ (磯野)
2013-10-04 22:53:43
頑張ってください。応援しております。
返信する

コメントを投稿