第２シードの大阪から1セット奪った時の出来事（その２）

はじめに
決勝トーナメント1回戦。
大阪との対戦になりました。
試合に臨むに当たり、気後れしたところはありませんでした。
勝利するつもりで挑んだのです。

しかし、1セット目は勝負どころでしたわずかなミスがきっかけとなって、突き離され、１７－２１で敗れてしまいました。1セット目終わった後、もう一度、試合の進め方について確認し、2セットに挑むこととなりました。

2セット目の立ち上がり
クイックを印象付けておくために、早い段階で、クイックを見せておこうと考えました。
相手オープンにビシッと決められて0対１となった後のサーブカットからの攻撃。
当方の中衛センター矢野がピンポイントのパスを入れてきました。
こういうパスは往々にしてクイックにブロックがついて来るのですが、ブロックされても立ち上がりであればなんとかなるという想いもあるものですから、思い切ってAクイックを使ってみました。

倉本の個人技（打点の高さと速さ）に賭けたのです。

結果2枚のブロックが来ましたが、やや不十分なブロックで間が空いていたところを見事に倉本が抜いてくれまして、1対1となりました。
どちらのチームも、レシーブが安定しているために、ミスの少ない締まった試合となり、その中で交互に点を取っていくという展開となったのです。
１～2点差のままで試合は進んで行きました。

立ち上がりの勝負どころ
6対４と当方が2点リードしている時、実は3点差に広げる絶好のチャンスがありました。
当方のサーブカットが若干乱れてライト側に上がり、しかもネットを越えて相手チームに行きそうだったのです。
そこで、私は苦し紛れのプッシュで、相手コートにボール押し込んだのです。
すると、相手バックの選手がこれに反応が遅れ、レシーブが乱れ、再びチャンスボールが私たちのチームに戻って来たのです。

このボールを中衛レフトの青本がレシーブし、ピンポイントでボールを返球しました。
そこで、Ａクイックのトスと見せたフェイクを掛けて、オープンの青本にトスを回したのです。
これにはＡクイックにブロックが2枚、オープンに2枚という具合にブロックがついてきまして、2枚ブロックですからオープンの青本は、問題なくスパイクを打ったのです。

明日に続きます。

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