ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

効き足と逆方向へ移動してのブロックでリズムが取りにくいという選手への対応

2011年08月28日 07時21分09秒 | ブロック

タイミングが合わない事例
選手の中には、効き足方向に移動する場合は3歩、効き足と逆方向に移動する場合は4歩というのでは、リズムが狂うという悩みを訴える人がいます。
例えば、効き足が同じである選手が、下図のようにネット越しに向かい合って立ち、ピンクシャツ、オレンジシャツ、黄色シャツ、赤シャツ、青シャツ、赤シャツの順で移動しながらブロック練習をすると、混乱して足が合わなくなったりタイミングが遅くなったりする場合があるのです。

理由は分かりますよね。
例えば、両選手とも右足が効き足だったとしたら、
ネットの手前の選手は効き足方向に移動するので、3歩でジャンプ
ネットの向こう側の選手は効き足と逆方向に移動するので、4歩でジャンプ
という、状況が生じるからなんです。
詳細は昨日までの下記記事を御一読いただくとお分かりいただけると思います。

対応方法
このような場合には、下図のように元々4歩助走としているステップのうち、2歩目(黄色シャツ)となる足出しを1歩目と数えてリズムを整える方法がお勧めです。

右端の白シャツ選手のとおり、最初のブロックを行い、そこから青シャツのとおり片足で着地、続いて赤シャツのとおり左足を小さく1歩出すのですが、この青シャツから赤シャツへ移動する右足着地と左足着地はほんの少し時間をずらすだけで体は左に移動し始めます。

ですから、図で表示してある「0」と「1」の両方をワンテンポで行うように意識するのです。
「♪♪」(タタ)っていう感じです。
で、次の右足の踏みだし(この図では黄色シャツで2歩目となっている部分)を、1歩目というように数え始めるのです。
くれぐれも次の移動をすばやくしたいときは、両足を同時に着けないようにしてください。ほんの少しでいいですから、移動したいほうの足の着地を遅らせるのです。ただし、これがワンテンポのうちに両足がつくように持って行くという感覚が必要だということなんですね。

すると、効き足と逆方向への移動してのランニングジャンプも「1,2,3」のリズムで移動しジャンプできるということになります。
二人のブロッカーがネット越しに向かい合って立ち、移動しながらのブロックをする場合もリズムを合わせることができるのですね。

本日はここまでです。ありがとうございました。
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では、今後ともよろしくお願いします。

 

 

ブロックのステップと効き足の関係(その1・・・効き足と逆方向に移動する時は注意が必要)

効き足と逆方向へ移動してのランニングジャンプでのブロック(その1)



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