ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

サーブレシーブにおける中衛と後衛の連携(守備範囲・全体的な意識)

2010年06月17日 11時45分00秒 | サーブレシーブ
http://sports.blogmura.com/volley/
図面は2-4-3のオーソドックスなサーブレシーブフォーメーションです。
このフォーメーションでは、中衛や後衛の選手は次のように意識して対応しますね。は中衛の選手、は後衛の選手のポジションを示します。は中衛の選手が身長が高いとか、後衛の選手の守備力が高いなどの理由で中衛の選手が前に上がる場合のポジションの位置を記しました。前回の記事「中衛選手のサーブレシーブ瞬間ワザ(サーブの軌道の見極めと対応方法) 」の図面と対応させています。


コート内の黄緑で塗りつぶした部分は中衛選手(で表示)の守備範囲。
ピンクで塗りつぶしてある部分は後衛の選手(で表示)の守備範囲です。

低い軌道の速いサーブが来る範囲について
 サーバーの立つ位置によって、守備対象となるコートの範囲は変わってきます。私の場合は、概ねサーバーと反対側のコートのエンドラインから1.5mくらい手前にあるサイドライン上の点を結んだ直線の内側を守備範囲と考えて指導しています。

 ただ、サーブレシーブではサーバーとレシーバーの力関係、アタッカーとブロッカーの力関係、試合の状況等を見ながら、守備に重点をおくか、ある程度リスクを冒しても攻撃に力を入れるかということを考え、できるだけ得点確率の高いフォーメーションを採るということも考えておく必要があります。バレーボールはやはり、確率の競技なのです。

相手サーブのタイプを事前に調査しておく
 相手チームのサーバーがどのようなサーブを打ってくるのかということを、事前に察知できたら有効ですよね。県内の大会だと、しょっちゅう顔を合わせる相手ですから、だいたい把握できているとおもいます。ベンチが把握しておいてコート内の選手に教示することが可能ですね。

意識の準備の順序
 まずは、サーバーが打つ、最も速いサーブに対応できるフォーメーションを採り、意識もそのように持っておきます。
 その体制から、ゆっくりのサーブが来たら対応方法を切り替えるという意識を持っておくのですね。まずは、速いサーブに合わせた準備をします。
 
 速いサーブに対しては、中衛の選手の場合、動かずに取れる範囲を取ることを意識し、後衛陣は、両サイド及び前方向に1歩動く範囲でレシーブするという意識を持って構えます。
 
 やや緩いサーブになったら、中衛も両サイドに一歩は動き、後衛の選手は中衛の選手がポジションを取っているすぐ後ろくらいまでは自分たちでレシーブするのだという意識を持っておくことが大事です。
 一方で中衛選手も、1歩くらい下がりながらレシーブすることもあるでしょうし、第二サーブをレシーブして、速攻で切り返すような場合、中衛ラインに来る大部分を中衛センターがレシーブを受け持つくらいの意識があるといいですね。
 
では、明日は中衛の両サイドのポジション取りと意識についてお話します。

よかったら ↓ こちらの情報もぜひ参考にしてください。
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