ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

大会初参加への道(その4・・・初心者が多いことのメリット)

2013年12月01日 21時54分05秒 | チーム立ち上げ

状況
昨日の記事で御紹介したとおり、練習の初期段階で9人の選手が集まったわけですが、そのうち、バレーボール初心者は7名、経験者は私と山形君2人という状況にありました。
プレー以前に、ネットの張り方や球拾いの仕方、掃除の仕方などを指導しないと練習も危なくてできないくらいのレベルでした。
だから、一日も早く安全でまともな練習ができるように、私の見ていない所で危険なことをしないように、練習の様子はビデオ撮影し、毎回チェックしていたのです。

こういう状況で練習をするのは一見大変に見えますでしょう?
しかし、よい面もあるのです。その話をいたしますね。

メリット
それは、もう、皆さんバレーボールの「バ」も知らない素人の方ばかりですから、まして、9人制や職場の大会を承知しているのは私だけということになり、ネットを張って見せても、コートを作って見せても、掃除の方法や、球拾いの方法を教えるだけでも、皆さん、私の仕草を見て
「ほ~・・・」
「なるほど~」
としきりに感心するわけです。
バレーボーラーなら誰でも知っていることでも、うちのチームの選手にとっては新鮮なんですね。それは、もう、滑稽なほどです。

で、つい、つい私も調子に乗って
大した問題でもない、ゴム紐でネットやコートを張るくらいのことでさえ
「いいか~、ここをね、こうするんや」
等と値打ちを付けて説明するものですから、すぐにお山の大将的な存在になりまして、
皆さん私が何を言っても
「はい!」
「分かりました。」
という具合に受け入れてくれるようになったわけです。

ですから、例えば、オーバーパス修得のためのヘディングや、アンダー修得のためのキャッチや直上パス等小学生が行うような基本練習にも一生懸命取り組んでくれました。

251128初期段階の練習


バレーボール経験者の小川係長はバレー部を発足させようということで私が誘いに行った時

「9人制のコートが取れる体育館がないのです」
「ネットがありません。」
と色々問題点を指摘して、消極的な態度を見せていました。
彼は経験者であるがゆえに、慎重だったのです。
真剣に考えて、無理があると、問題が多いと思って、意見を述べたのです。
これは、これで評価しないといけません。

しかし、初心者軍団は、何ら形を知りませんので、ゴム紐のコートやネットにもまったく疑問を抱くわけでもなく、私が
「その方法でやることもできる」
と言えば、屈託なく「はい、はい。」と準備に取り掛かってくれるのです。

こうした芸は、まっさらの初心者であるからこそできるものだと思います。

そういう雰囲気の中に、後日、数人の経験者も噂を聞きつけて練習に参加するようになったわけですが、チームの雰囲気は既にでき上がっていましたので、実にスムーズにチームはまとまっていったのです。

私は、松江のチームのまとまりがいいのは、こうした初心者の力が大きかったと思うのです。
彼らは経験者が
「無理だ」
「問題がある」
として、手を付けなかった分野に手を付け、チームの発足に大きく貢献してくれました。

ですから、私はこの初心者のメンバーが可愛くてしかたなく、また、その噂を聞きつけて顔を出し始めた経験者のメンバーに対しても
「初心者のメンバーが楽しいというような、そういうチームを目指すぞ。そのために、より一層腕を磨き、彼らの出場機会を作ってやれ」
と言い、時にはハードな練習も施すのです。
当初消極的だった小川係長えさえも、4月中旬から練習に顔を出し、若手に一生懸命指導してくれ、それが大会で大きな力を発揮しました。

今回の全国大会でも、瀬川、木本、村本、足立、鴨下、矢野課長等初心者のメンバーをコートに立たせましたが、彼らはそれぞれ、自分のできる精一杯のプレーをしてチームに貢献してくれたのです。

ほんとに、松江のチームは私にとって、自分の子供のように愛おしい存在になっています。
これらは、初心者が多かったという所以だと思うのですね。
世の中、何が幸いするか分からないものだとつくづく思うのです。

 

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宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はもち米、お餅、炭水化物が採れますから試合の朝は必ず食べてます。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この3月、島根県松江市に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、松江はなかなか住みやすい落ち着いた町で、とても気に入って言います。

このブログでは、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介しています。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することにベストを尽くします。

ボールにきちっと手を当てたい。そしていいスパイクを打ちたい、いいサーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したい、ベストを尽くし一発当てたいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
柔道選手が柔道着をバレーボールのユニフォームに着替えて活躍した事例等、これから
上達したいという皆さんの参考になるような記事をアップしたい、そして一人でも多くの人がバレーボールを楽しみたいと思ってくれるというのが、私の夢です。

地道に頑張る大器晩成、勝負どころでベストを出せるタイプの選手を目指していただきたく、初心者向けの記事や初心者が頑張っている記事をアップしたいと思います。

 

 

 



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3 コメント

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ご質問 (Unknown)
2013-12-03 01:10:58
いつも楽しみに拝見しています。

私は9人制ママさんバレーチームの
Aポジションをやっています。
トスはセミトスを打っているのですが
ご質問させて頂けますか?

トスの種類によって、打てる打てないの差があり悩んでいます。
突くような速さのある直線的なセミトスは打てるのですが、やわらかくて公園の噴水のような軌道のトスは途端にタイミングがとれなくなります。
ボールの降りてくる速度が大分遅いように感じ、それにつられて助走のスピードが遅くなり自分のベストのジャンプは出来なくて、ボールの下や横を打つような感じになってしまいます。
実際には突くトスもやわらかいトスも、セッターの手を離れてからヒットポイントに到達するまでの時間は大差無いのでしょうか?
返信する
コメントありがとうございます。 (磯野)
2013-12-03 18:13:54
いつもご訪問いただきありがとうございます。

御質問の件ですが、セミのスパイクについてですね。
改めて図面で記事にアップしたいと思いますが、
結論から言いますと、突くような速さのあるトスと、噴水のようなゆっくりのトスでは、スパイクのタイミングを合わせるための時間を基準に考えると、大差があります。

つまり同じタイミングで助走やジャンプをしても打てません。

で、同様の悩みを持つ方のために、週末くらいに記事としてアップし、調整の方法まで述べてみたいとおもいます。

その前提として、いくつか確認し、状況をしっかり特定した上で、あなたのプレーを修正するための方法をアドバイスさせていただきたいと思います。
明日の記事を見ていただいて、質問にお答え願えませんか?
不要なことまで伝えるとこんがらかりますし、状況が違えば対策も異なりますので、まずは、状況をしっかり把握するための、図を掲示しますので、それを見て、トスの種類を特定していただきたいと思います。

それでは、明日の記事をよろしくお願いします。
返信する
Unknown (かりん)
2013-12-04 00:09:13
昨日は名前を記入せず申し訳ありませんでした。

ご丁寧な返信ありがとうございます。
明日の記事、また見させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
返信する

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