奇襲をしかけてみる（その２・・・奇襲に関する戦術的な指示（１セット目の指示）

はじめに
９月から、練習を見させてもらっている宮崎市内の４部リーグに所属しているママさんバレーボールチームですが、２クラス上の２部リーグに所属するチームと練習試合をさせてもらえることとなったというので、私もそれを見に行ったわけなのです。

練習試合に臨む心構えについて話をした後、具体的な戦術について話しました。

戦術に関する指示
二クラスも上のチームだということですが、ある程度のプレーができれば、うまいチームほど引っかかる戦術や、うまいチームほど的を絞った対応ができるというのもあるものですから、あわよくば１セットくらいは取らせてやりたいものだと考えました。
そこで、指示したのが、１セット目に相手のパターンを読んで、２セット目の立ち上がりに奇襲してみるという戦術でした。

奇襲と言っても、当方に色々なパターンに対応できるプレーがあるわけではないですから、９月以降練習して来たプレーを２セット目に思い切って使ってみるというものでした。
そこで選手には次のように指示したのです。

「通用しても通用しなくても、自分たちのプレーを確かめるつもりで頑張ってください。点差も勝敗も気にしなくてよろしい。１本１本、挑戦させてもらうつもりで、自分のプレーが通用するかどうかを確認して行けば、それでよいのです。私も、相手のプレーパターンを１セット目に読むことができるか、久々に練習します。で、通用するプレーが見つかれば、２セット目に仕掛けて、取りに行きます。それで、当方が相手のプレーを読みやすくするために、サーブはライト側に打ってください。そこからトスがどのように回され、どこに打って来るのかを読みますので、後は、声を出し、テンション下げないよう頑張ってほしいのです。」

ライト側にサーブを打たせた理由
レフト側から返球されたボールをレフトに上げるより、ライトから返球されたボールをレフトに上げるというのが、若干リスクをしょうこととなります。
それでもなお、レフトオープンにトスを持って行くのかを見ることができます。
また、トスがどのくらい乱れるのか、乱れた時と正確なトスの時とどのようにスパイクのコースが違うのかを見てみたかったのです。
あと、当方からの攻撃に対しては、相手ブロックがどういう感じでついて来るかを見ることにしたのです。

で、試合が始まったのです。

 

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