ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

チーム立ち上げ(その79・・・週1回しか練習がない場合の問題点と対応策)

2013年07月05日 07時26分01秒 | チーム立ち上げ

はじめに
週に何度も練習すると、練習が増えるようにあるが、実際にには返って選手が集まらず、盛り上がらないという意見を唱える人がいます。
素直に考えれば、練習をたくさんしたほうがうまくなるでしょ・・・ってな話になるわけですが、一般社会で趣味程度でバレーボールを楽しむということになると、あまり練習回数が多いと負担になる場合もあるようなんですね。

しかし、私は、ちょっと違う考え方もしているのです。
今日はそのお話をしてみたいと思います。

週1回の練習の問題点

週1回の練習にしておくと、確かにその日の練習には、たくさんのメンバーが集まる可能性はあると思います。
皆、楽しみにしていて集まってくれると思うのですね。

しかし、当日が夜勤になったり、残業や何かの用事で練習に来れなくなったりすると、その人は丸々2週間、練習をしないことになってしまいます。偶然次の週にも参加できなかったということになれば、その人は月に2回しか練習に参加しないことになります。

また3週間ぶりに練習に参加しても、参加人数が多い分、プレーに参加したり、ボールに触る機会がそんなに多くはならないと思うのです。
そうなると、上達がなかなか見込めないし、せっかくうまくなりかけたところが、また、元に戻ってしまうという懸念があるのです。


既に活動しているチームが週1回~2回練習しているというのに、遅れを取っている自分たちが同じように週1回の練習をしていたのでは、まず、そのチームに追いつくのは難しいという問題もあります。

また、私は、練習に参加する人数が多ければいいかというと、それも善し悪しと考えているのです。

特にプレーに差があるメンバーが集まっている時は、練習方法を良く考えないと、練習効率が下がってしまいます。
新人選手にも練習を付けてあげないといけませんし、ハイレベルの選手への練習もしなければなりません。
どちらかが、練習の補助をせざるを得ない状況になったりするのですね。

結果週1回の楽しみな練習に参加しても、その半分は球拾いだったとか、初心者の相手をしなければならず、自分の練習もその分少なくなった・・・・ということになりかねないのです。

週1回の練習を効率よく進めるための方法
しかし、そうは言っても体育館が週1回しか借用できないというチームもあろうかとは思いますし、週1回の練習でダメだというものでもありません。
選手の皆が練習回数が少ないということを意識した上で、練習して行けばよいわけです。
実際には、自主トレしたり、他のチームの練習に混ぜてもらったりという感じになります。

そういう意味で、私が素晴らしいと思っているチームの練習について少しお話します。

宮崎からビンテージの全国大会(全国ベスト8)に出場しているチームは、週1回の練習で、しかも2時間しか練習しません。
練習には20人前後が集まります。

特段変わった練習でもなく、体育館に入ったらサーブを打ち
パスと対人レシーブし、それからシートレシーブをします。
このシートレシーブは、中衛センターを抜いた8人がコートに入って行うわけですが、ボールを10回落としたら、全員でポジション入れ替わったり、メンバーそのものを入れ変えたりしながら、行うわけですね。

練習の参加人員によって、2コートに分かれてする場合もあり、1コートでする場合もあります。
この練習の素晴らしさは、それぞれが自分のペースでレシーブ練習できるというところにあります。練習したい人は何度でもコートに入れてもらって、練習します。体力的に苦しい人は10回ボールを落として、そのメンバーでのシートレシーブが終わったら、しばし休憩して球拾いをするというのでもいいわけです。
なかなか効率よく練習をしているのですね。
だいたいここまでを1時間で行います。

その後は、約1時間、紅白試合をします。
この試合もとにかく全員がコートに入って行います。
9人対8人というのもありますし、11人対10人というのもあります。
とにかく当日練習に参加した全員がコートに入るのです。

また、月1度は飲み会があって、ビデオを見たり、戦術・技術的な話をするなどして意思疎通を図り、各自が自分の役割を認識できるよう配慮がなされています。やはり、それなりの工夫がなされているのです。

週1回、2時間の練習でこんなに内容が充実していて、楽しい練習というのは経験したことがありません。
チームを引っ張る人も、選手もハートが熱いからこういうことになるのでしょうけど、私はあのチームの練習と雰囲気はほんとにすばらしいな~と思っています。
強いチームというのは、練習が楽しいし、それでいて中身も濃いのですね。
願わくば、ずっとあのチームで練習させてもらい、自分のバレーボールの知識や技術のアップを図りたかったのですが・・・まあ、転勤族でそうもいきません。

今年、北海道で行われる全国大会での再会を楽しみにしています。

おわりに
このように、週1回の練習でも、全員がある程度レベルに達していて、なおかつリーダーシップを執る方が損得抜きで一生懸命リードしてくれ、選手各々もしっかりとした自覚を持って、それに応えるような感じになって行けば、効率よい練習ができる状態になっていくと思います。

それを可能にするためには、それぞれのメンバーが高い意識をもって、他のチームで練習したり、プレーだけではなく、サポート的なことでもなんでもチームに参加するいう気持ちを持たないといけないですし、レギュラーもまたそうしたメンバーへの配慮しないといけないですね。

行きつくところ、バレーボールというものを良く理解しているメンバーが集まると今日紹介したようなよいチームができるということだと思います。

ただ、我チームはまだ、立ち上げたばかりで右も左も分からない状態です。その中で、この7月にある程度の結果を出しておきたいというのがありますので、やはりここは練習できる人は練習して、チームを引っ張らないといけないと考えています。

っというところで、明日に続きます。

 

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