はじめに
おとといと昨日の記事では気付かないうちに逆回転ボールや無回転ボールを打ってしまう一要因についてお話させていただきました。
で、今日は、今回の記事アップのきっかけとなりましたドライブをかけたスパイクボールを打つための方法について考えてみたいと思います。
これも、原理は分かっているのですが、実際に練習する際、いのっちんさんが言われるように、回転掛けたくても無回転になってしまうという場合もあるのですね。
その辺も含めた、お話をしてみたいと思います。
ドライブのかかったボールが生み出される仕組み
●にあるボールを打ち出すべく、腕が1から2、さらには3の方向に振り出されます。
その際、Y部分及びZ部分の関節が前方に曲がり、そのことによって、X、Y、Zの面はボールを打ち出す方向に対して覆いかぶさるような感じでボールを打ち出していきます。
つまり、ボールを内側にググッと引っかけるようにしながらヒットしているのですね。
この場合、ボールをヒットする瞬間にアームがボールに力を加える方向、つまりアームの円運動の接線方向(A←)とボールが打ち出される方向(B←)の角度を比べると、(B←)のほうが下方を向いているのがおわかりいただけるでしょうか?
こういう場合に、●→●→●→●と打ち出されたボールは、ドライブがかかって行くのです。
見ていただきたいのは、アームが1の位置にある時にYがボール●に接触している部分(●で表示)がボールの進行方向に対してどのような位置にあるかという点です。
ボールの進行方向は、1~3のアームの動きによって内側に内側にと抑え込まれ曲げられています。
その動きによって、アームのY部分に接触した●部分はボールが●の時は進行方向上の中心にあり、●部分ではやや上方向に、●部分では約90度上の方に移動しています。
上記図を分解してボールの進行方向を基準にして並び変えたのが下図になります。
アームのY部分に接している●部分が1、2、3と進むにつれて、前方方向にボールを追い越すように進んで行くのがおわかりいただけるでしょうか。
この状態でボールが打ち出されると、そのボールにはドライブがかかっているということになるのですね。
実際のスパイクではこうなる
で、これを実際のスパイクに当てはめてみますと下図のような感じになります。
ボールは●→●→●→●と打ち出されますが、この時、手首を前方に折る感じでボールにかぶせて行くのですね。
実際の感覚としては腕を振る方向(A←)よりもボールが打ち出される方向(B←)がさらに下方を向くようにボールを打ち出すと●→●→●→●と打ちだされたボールは、ドライブがかかったボールとなっていくのです。
ボールの上に手をかぶせて行くという動作が、ドライブをかけたスパイクを打つためには必要なのですね。
本日はここまでです。
で、原理が分かったところで、挑戦していただきたいわけですが、そうは言っても、タイミング良く手をかぶせて行くというのも、難しいという選手が現れます。
そこで、明日はより簡単に、ドライブを掛けるテクニックについてお話ししてみたいと思います。
ありがとうございました。
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本当にドライブって難しい…(汗)
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とりあえず今は久しぶりのバレーを
ただ単純に楽しんでいます。
磯野さんの記事も再開したし
ドライブ習得に本腰を入れますか。
明日の記事で、また、ひとつヒントを上げておきますので参考にしてください。
力まずに、意識しないで打つというのがコツなのです。意識せずに思ったところへ打つというのは難しい感覚ですよね。
結局数をたくさん打って数をこなすのいい感じがします。
ポンさん
おかえりなさいです。
上手く言葉が見つかりませんが、
おかえりなさいです。