チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

なるほど♪

2008-11-15 21:05:50 | ウサギ

今日のおくだ先生のお話は、本当にウサギさんの基本的な事。
ウサギの歯はどうなっているか、どのように働くのか。
視力は悪く、嗅覚・聴覚は鋭いとか。
骨は鳥と同じように、スピード重視でとても軽くもろいとか。
そんな中で、3つほど耳に残ったことがありました。

①ウサギさんはしっぽが上に上がっていますね。その折りたたまれたあたりの背骨。つまり仙骨はとても弱い。確かに無理な保定や落下事故で、このあたりを骨折する事は多いようです。

②ウサギの歯が伸び続けるのは、常識になっていることですが。
ペレットは、噛み潰してゴックン♪で、歯の磨耗には役立たない。
牧草がダメなら、せめて野菜。それもあげるなら、人参などは丸のまま。
切ってあげるなら、縦に切って繊維を長いままにする。

いやー。ペレット重視の昔と違って、今は牧草が当たり前になりましたし、こうして野菜を勧める先生も多くなったのは、とても嬉しいことです。
特に野菜の良いところは、ペレットより歯根への負担が少なくて磨耗に多少は役立つ事と、水分も多く取れる事。
牧草だけですと、水を飲まない子はどうしても尿が濃くなります。
そうなると気になるのが、尿結石です。
野菜は水分が90%前後ですから、水を飲まない子でも尿量が増えます。
つまり多少結晶が出る子でも、大量の尿で洗い流して常に薄めておけば良いと、かーさんは考えるわけです。
餌のメリットデメリットを、その子に合わせて組み合わせて工夫する余地があると、思うのですね。
そのためにも、小さな頃から色々な物を食べ慣れさせる必要があると、思っているかーさんです。

②ウサギさんの皮膚はとってもルーズに出来ている。(だから皮下補液が出来るのですね)
なので、ぬれてしまったりすると皮下に水分がしみて体温が下がりやすい。
また体温が高く、汗腺がないので、あの大きな耳が放熱板の役目をしている。
その上、現在ペットとしているウサギは穴ウサギ属で、野生では温度変化の比較的無い穴の中で暮らしている。元々周囲の温度変化に敏感に反応して体温調節が出来るようにはなっていない。
だから屋外で雨にずぶぬれになってしまうと、翌日死んでしまうこともある。

つまりこういう事だと思います。
元々穴の中で暮らす穴ウサギは、周囲の温度変化に体の中で対応するのではなく、夏は涼しく、冬は暖かい穴の中で過ごす事で対応している。
また腸内発酵で栄養分の低いエサから、高カロリー・高栄養を生産するので、高い体温を必要とする。
大きな耳は、大きな放熱板でもある。
そうしたウサギが、全身ずぶぬれになったら・・・
皮膚からしみこんだ水分は体を冷やし、耳も冷たくなって体温を下げます。
体温が下がると腸内発酵も胃腸の動きも停滞する。
そうなるとますます体温が低下し・・・悪循環に陥って、命を落としてしまう。

いずれにしても、暑さ寒さに弱いのがウサギさんと言うわけです。
特に耳の小さいネザーは、放熱板の耳が小さいので、暑さには要注意です。

③ソアホック対策
飼いウサギさんはどうしても、かかとがはげてしまいます。
かかと部分は、皮膚一枚下は骨ですから、骨と床に圧迫されて皮膚が炎症を起こします。
またタコが出来る事もあります。
痛みが出ると、動く事がイヤになりじっとして、同じ部分に体重がかかるとますますひどくなります。
炎症やタコがひどくなり、皮膚がじくじくして感染症を起こすと、飛節びらん(ソアホック)になります。
こうなるとウサギさんは痛みでどうにもならなくなります。

こうしたウサギさんには、患部の消毒や投薬以外に、床材の工夫が必要になります。
そこでおくだ先生のアイディアです。
洗濯ネットってありますね。チャックがついている物です。
あの中に、ペットシーツとタオルをたたんだものを入れます。
これをケージに敷くのです。もちろんチャックがある面を下にしてです。
そうすると、上側のペットシーツがおしっこを吸収して、ウサギさんが汚れるのを防ぎます。
ペットシーツの下のタオルはクッションとなり、足の負荷を軽減します。
洗濯ネットに入っているので、ウサギさんがペットシーツをかじることはありません。
と言うわけです。 なるほどなぁ~、と思いましたよ(^^)
ちなみによく牧草を敷くという方法がありますが、あれはよほど厚く敷かないと、動いているうちに牧草が移動してしまい、結局は床がむき出しに。

以前骨折したウサギさんの対応として、スノコにペットシーツを敷いて、安い平織りのキルティング式ベッドパッドでスッポリ包んでしまう。と言う方法を考えたことがありますが、それよりも手軽に交換できるので楽かもしれません。特にケージなら、洗濯ネットで十分床が覆えると思います。
もっとお金をかけるなら、介護用シーツと言うものもありますけれどね。
(尿の吸収がよく、逆戻りも無く、洗濯しても速乾性があり、クッション性もあります。)



さて明日は、山内先生の東洋医学のお話です。
山内先生は、きち先生のお知り合いで、本当はシジミのタラコ唇の時に勧められたのですが、何せ東京の向こう側という事で・・・(^^;;
だって、おくだ先生がすぐそばにいらっしゃったし。

現在シジミの目の周囲の赤みが収まらないままなのですが、原因はきち先生にも分からない。
何かのアレルギーでは?とも考えられていたのですが、最近ちょっと思いついたことがあるのです。
で、ここ2・3日続けている事があって、お時間があれば山内先生にご意見を聞きたいと思っているのです。
お話できる時間があれば良いなぁ~。


 

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