ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

2025年 京都ベネチアンガラス体験工房 作品発表会 ③

2025-02-11 22:36:09 | 日本:体験教室

最終回の第三弾です

これ開催中に多くの方が制作されるポコポコデザインです

 

今回ものすごく面白いデザインがありました

それがこちら

制作されている時に「わ~顔や、顔や面白い最高!」って思わず言ってしまうほど

私には暑い国のアフリカ人に見える、

頭のグレーのミッレフィオリがアフロヘヤ―に見えるんですよね

Pinoはサーカスで笑いを誘うピエロに見えると

 

私の友人に「何に見える?」と聞くと「植木!」って(笑)

何に見えるかは人によってそれぞれ違うようです

 

これジーンズなどカジュアルなスタイルに長めの皮紐と合わせると

ポップな人目を引くアクセサリーになりそうですね!

 

そして翌日焼きあがったばかりのその作品を見た

前回紹介した抽象的なラルベロデザインを制作した小学生の男子が

 

これまたこんな作品を制作していました

弟が生まれた~

似ているようで違う二つともそれぞれのオリジナリティーがあって

面白いな~と

 

子供の柔軟性ってすごいですよね

私達大人が忘れ去ってしまった物を持っているんですよね

 

そしてもう一つがこちら

モコモコの羊をポコポコで表現したデザイン

このアイデアは凄いとPinoが絶賛してました

 

色によって溶ける時間差があるためすべてがポコポコにはならなかったのですが

ポコポコシリーズを焼くときはいつも秒単位で戦っているPinoです

羊の顔部分の黒色とハートの目が周りに比べて低かったかな?

焼き込み気味になりました

 

ポイントはできるだけ同じ高さでそろえる方が綺麗なポコポコになります

 

そするとこんな風になる確率があがります

ネクタイピン

ピアス

 

でもね高さを揃えてもポコポコにならない事もあるのです

同じベネチアンガラスでも固いガラスと柔らかいガラスがあって

こちらの作品は左下の青と茶色の2本のガラスが

周りに比べて少々焼き過ぎのようになっていますが

これはガラス材料の制作された年代が違うためです

 

この茶色とブルーのガラスは工房に昔からあるヴィンテージの材料です

なので溶ける速さが現在のガラスより若干早いのです

 

1秒単位で焼成の管理が必要なポコポコシリーズは

焼く人(Pino)が一番大変なようです(笑)

 

ロングイヤリングや

焼き込むと

左右違うデザインで

そしてこちらはとても面白い材料をうまく2個見つけられて

焼き込みこんな風になりました

レースガラスを使ったような作品になりました

 

最後に仕上作業で必死になっている時にふと見たこのかけら

ジーっと見つめていると何かに見えてきました

でグリーンのガラスを少しのせて、Pino焼いて~

パイナップルにしてみました(ちょっと無理があるかな:笑)

自分では結構気に入っています

ポイントはぐグリーンの透明ガラスがとんがっていることですね

単純に半分に割ることでこんな風にとんがった感でてきます

欠片が何かに見えてきたらそれを作るっていうのも面白いですよね!

 

という事で3シリーズお付き合いいただきありがとうございました

今年の発表会はこれが最終回となります

又来年も体験教室を開催したいと思いますので是非いらしてくださいませ

 

次回は個展の様子をじっくりアップしたいと思います