ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

製作工程 その③ 磨く

2009-11-14 10:03:18 | ラルベロ(店)商品情報
削り終えたペンダントこの状態では
皆が引き寄せられるベネチアンガラスの醍醐味“光沢”がまったくない

ベネチアンガラスといえば他のガラスではかもしだせない
深い光沢が人々を魅了する

デパートで販売していても時々ショーケースの前を何気に通り過ぎたお客様が

“これは一体何? すごく綺麗! ピカピカに光ってる”

と、そのまま後ろ向きにマイケルジャクソンのムーンウォークのように
戻ってこられる方がいたりする

どうやらこの光沢が人々を引き付けているようだ!

何度も削りで手を入れたペンダント

いよいよこれをピッカピッカにする作業:研磨に入る



専用の研磨機でドロのようなものを用いて磨いていく
Pino今度は土いじり、、、




この状態でこれが本当にピカピカになるとは信じがたいが
繰り返し磨く事でそれはそれは深い輝きを放つようになる

この作業をしたあとは細かい埃が飛び散り

ベニスのショップ ラルベロ の中はあっと言う間にほこりだらけになる

この埃が店の商品の上に火山灰のようにつもり

光沢のある商品がつや消しのようになってしまい、、、

売れ行きが落ちてきて、、、掃除に追われるということになる、、、、、

こうして店中をホコリだらけにして研磨されて出来上がったペンダント 
最終仕上げをして金具をつけて出来上がる



このペンダントは一番シンプルに仕上げた状態

次回は削る作業にもう一段階手を加えた削る技法について
紹介したい


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