いままで紹介してきたベネチアンガラスの材料
その中でも忘れてならないとても重要なガラスある
ミッレフィオリやザンフィリコのような目だった華やかさはないが
これを使うと作品がキラキラ輝き高級感がでてくるガラス
〝アヴェントゥリーナ〟
原材料は銅、
銅の粉を焼き込んで作るアヴェントゥリーナ
いったいどんなガラス?かといいますと
定番の棒状のものや塊やかけら
そして塊を砕いた砂のアヴェントゥリーナ
小さなかけらからさらさらの砂状のもの
作るものによってそれぞれ使い分けられます
我が工房〝ラルベロ〟では棒状のものと砂状のもを使っております
アヴェントゥリーナを使った作品をいくつか紹介
棒状のものはお好みの長さに切って
こんな感じ
塊のものは貴重なのでちょっとランクの高い作品に使用
砂状のものは体験工房でもお勧めしてます
優れものです
小さなかけらならこんな感じ
使う量によって表情がかわってきます
色も茶色だけではなく紺ブルーもあり
写真に撮り忘れましたがこの紺ブルーもさらさらの砂状のものがあります
そして究極の色、、、、幻のモスグリーンのアヴェントゥリーナ
これ数年前まで〝ラルベロ〟に材料としてあったのですが、、、、残念ながら
使い切ってしまいもう残っておりません
おそらくもうこのガラスは簡単には手に入らないかもしません
現存しているのかどうかも???
茶色のアヴェントゥリーナを作る工程でほんの少し出来上がってくる色と言われてます
幻モスグリーンのアヴェントゥリーナ
作品にしたものがありましたので紹介
これはPinoのコレクションボードにある飾り皿(非売品)
アップでご覧いただきますと
こんな感じ!
棒状の茶色のアヴェントゥリーナとも愛称がよかったんです
このモスグリーン本当に上品でいい色なんんですよね~
モスグリーンのガラス材料が欲しい私達なのです
どこかのお年寄りが〝ラルベロ〟にもってきてくれないかしら~
そうなんです、、、実はお店にある貴重なガラス達は
昔ガラスの仕事をしていた人達や
家に蔵がるあるような人達が
〝整理したら出てきた〟といってラルベロにもって来てくれるのです
これも長年店をやってるからこその醍醐味ですね!
コレクションボードの中にはいっぱい紹介したい物があり写真も撮影済みなんですがなかなかブログに書く時間がなくちょこっと時間を見つけては思い出したように書いてます
気の長~い話になりますが徐々に書いていこうと思いますので気長にお待ちくださいませ!
かなえさん。
こちらは、急に寒くなったかと思うと、また暖かくなったりと服装に困る日を送っています。
ところで、ブログを拝見していて、いつも思うのですが、かなえさんのブログは、イタリア・ファン、ベネチアンガラス・ファンにとって、とても魅力的な存在ですね!
毎回、楽しみに、そして興味深く読ませてもらっています。
今回も、様々なベネチアンガラスのなかのひとつである、アヴェントゥリーナに、これだけの種類と色があるとは思いませんでした!
なかでも、モスグリーン、本当にきれいな色ですね!
そして、その出来かたが、希少価値にふさわしいミステリアスさですね。
その、モスグリーンを使ったPino氏のコレクションボード入りのお皿も、落ち着いた色使いがとても素敵です!
しかし、Pino氏の頭の中には、どれほどの種類の色使いがあるのでしょうか!?
かなえさんの、お時間がゆるせば、ふつう目にすることのできないベネチアンガラスの世界の紹介をお願します。
そして、Pino氏のコレクションボード紹介も、ぜひぜひお願します!
今回紹介されたお皿以外にも、すばらしい作品をぜひとも拝見したいです!
よろしくお願いいたします。