●五感俳句0236・嗅覚046・田正子01・2015-07-20(月)
【五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「くみおきて水に木の香や心太」(『花実』2005)(田正子01)
季語(心太・夏) 「くみおきてみずにきのかやところてん」(「現代俳句の鑑賞事典(東京堂出版)」より引用)
【鑑賞】:水に移る木の香り。杉や檜などが似合いそうです。それにしても「心太」、「しんた」としか読めそうもありませんが。似合いの季節も半ば過ぎです。
○田正子(たかだまさこ)
○好きな一句「かなたより空かげりくる山法師」(『花実』2005)02
季語(山法師・夏) 「かなたよりそらかげりくるやまぼうし」(引用同上)
【Profile】:1959年岐阜県出身、川崎市在住。東京大学文学部卒。1990年、創刊と同時に「藍生」入会、→黒田杏子に師事。藍生賞受賞。句集『花実』で第29回俳人協会新人賞受賞。『青麗』で第3回→星野立子賞受賞。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます