●次元俳句0236・直立(空間)01・塩川雄三01・2015-07-19(日)
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○「炎天に直立の塔影持たず」(塩川雄三01)
季語(炎天・夏) 「えんてんにちょくりつのとうかげもたず」
【鑑賞】:塔が影を持たないということは太陽が真上に来ているということ。日本国内では正確には真上に太陽が来ることはありませんが、この「言い切り」で日の盛りの炎天の様子がよくわかります。
○塩川雄三(しおかわゆうぞう)
○好きな一句「走馬燈売るときに火を吹き消して」02
季語(走馬燈・夏) 「そうまとううるときにひをふきけして」
【Profile】:1931年、大阪市出身。1949年から作句。1955年「諷詠」「雨月」を経て「七曜」「天狼」入会。→山口誓子に師事。1963年、七曜賞受賞、同人。1975年天狼賞受賞、同人。編集に携わる。1994年「築港」創刊主宰。
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