ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

映像とともに脚本をたのしむ

2017-03-10 08:58:31 | 講座・レッスン
昨日は早稲田大学 小野記念講堂に

脚本アーカイブズ シンポジウム 2017

脚本アーカイブズ
デジタル活用の未来
〜デジタル脚本と映像を共に楽しむ方法とは〜

の第1部トークショーを観に行きました。




演劇講座でお世話になった脚本家の池端俊策さんと、早稲田大学演劇博物館館長の岡室美奈子さんのトークショー。

池端先生の作品の脚本をみて
それに対して俳優がどのように演じているか
その映像を見比べるというものでしたが
具体的には脚本家が・・・と表したものに対してどのような表情をとっているか、笑うと書いてあるト書きをどのセリフの後にずらして深みをだしているか、どれも役者の力量がわかり、また脚本家と俳優の信頼関係がみえてとても興味深かったです。


歌い手ならば、委嘱作品、または初演にあたって作曲家が歌い手をイメージして曲をつけるようなものなのかな?とも思いました。日本歌曲も作曲家によっては余白を残して歌い手に任せて、それを楽しむといいますから。作曲家の思いを良い意味で裏切る名演奏を待っているのでしょう。


表現者が創造することは脚本、楽譜を正しく汲み取った上で従ったり自分の解釈を加えたりして、結局は自分を表情することなのでしょうね。それができるような技術や感性も磨いていかないと。


なかなか面白いトークショーでした😊😊
今度早稲田大学の演劇博物館も見にいこうと思います。

コメント
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