コンビニの女性ホームレス

新宿駅周辺で女性ホームレスを見かけた事があったけれど、
まさか有楽町にもいるとは思っていはいなかった。

東京国際フォーラムの地下にコンビニがある。
そこで私は二人の女性ホームレスに遭遇した。
彼女たちはとても対照的だった。

ひとりは背の低い、小太りの女性。
薄い素材の服を何枚も重ね着して、パンパンに膨れたスーバーの
特大サイズのビニール袋を何個も持っていた。
周囲に異臭を放っている事を気にする様子もなく、
うつろな瞳で、表情はなく、始終自分の足元を見ながら移動していた。
彼女からはまったく生気が感じられず、人である事さえ忘れてしまった
のではと思うほど空気のように存在していた。

もうひとりの女性は少し違っていた。
小柄で華奢な女性で、少しウェーブがかかった長めの髪を
後ろでひとつに束ねていた。
そして、ボロボロの紙袋をひとつだけ持ち、洋服はかなり汚れていた。
でも、彼女にはまだ人としてのプライドが残っているように感じた。
偶然目が合った時、彼女は何かを言いたそうにして、恥ずかしそうに
ふと目をそらした。そして、瞳からは涙があふれそうになっていた。
彼女には羞恥心がまだあった。きっと、今の彼女なら少しの手助けで
社会復帰ができると感じて思わず声を掛けそうになったけれど、
何と言ったらいいのか分からず、結局その場を離れてしまった。

考えてみたら、ニュースやドキュメンタリーでホームレス問題が
取り上げられる事があっても深く考えた事はなかったなぁ。
やっぱり他人事だったんだよね。
こんな時に、どんな風にアドバイスできるんだろう？？
私だって、これからどうなるか分からないし、ホームレスになる
可能性だってないわけじゃない（もちろん、なりたくないけれど・・・）。
今度ちゃんと調べてみよう。無知は恥ずかしいよね。

それに、東京直下型の大地震がきたら、家もなく、仕事もなく、
食べる物も着る物もない状態になるかも。
とりあえず、どこでも生きて行けるように、サバイバルの本でも
購入してみようかなぁ。

このところ景気が上向きだと錯覚している人たちがいるようで、
それはあくまでも一部の人たちに過ぎないのではと思う。
これまでに、たくさんの人がリストラされ、いつの間にか
正社員は寄せ集めの派遣社員に変わっていた。
その人件費が浮いただけで、利益が増えたように見えるだけ
なんじゃないの？派遣社員にはボーナス払わなくてもいいしね。
それを企業努力というのならば、人を切り捨てるだけの知恵しか
持ち合わせていない経営陣がたくさんいる日本の未来は
限りなく暗いと見る方が正しい見解ではないかと思う。

久々の社会ネタ。あ～～～長くなっちゃった。
頭痛い・・・

映画【ファイヤーウォール】

オススメ度★★★☆☆

リチャード・ロンクレイン監督　ハリソン・フォード主演
http://wwws.warnerbros.co.jp/firewall/


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試写会に行ってきました。

感想は・・・普通です。
ちょうどファイル交換ソフトWinnyについて騒がれている時だし、
コンピュータ・セキュリティの弱点をつかれた主人公の話だし、
旬の話題と言えばそうなのかも・・・？？

テンポのいい作品で、ハリソンフォードは今何歳？っと思えるほど、
ハードなアクションシーンもありました。
家族を守る為、正義は勝たねばならん。その為なら、どんなに周りの人に
迷惑をかけようが、人を傷つける事になろうが全部OK・・・
まさにアメリカ映画らしい。
本当に、可もなく、不可もなくの作品でした。

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こんな人にはオススメできないかも・・・
★小学生以下のお子さん：殺害シーンがややリアルなので。
★夢のある作品が好きな人

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久しぶりに喜怒哀楽を表現できない作品だった。
次は、ホラー映画でも観に行こうかなぁ～