侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

清澄白河のアートシーン探訪

2011-01-16 22:57:24 | Weblog
   


   まずは例によって腹ごしらえから。昨年末開店したての「山食堂」でランチをする。
   玄米と野菜カレー。 スマートな竹の洗箸がウレシイ。
    いぶし銀のスプーンの形もオーガニックメニューにふさわしい。

   

   リユースの店内はテーブルも古めかしい家具の再利用したものばかりで
   ぬくもりがある、店内の一角でアーティストの作品も展示していた、ラシイ。

   

   こんな感じの「山食堂」この並びに現代アートのギャラリーがあるが、ここも以前は居酒屋だった。

   同じ並びに島ブックがある、古本屋さんだが、ここも民家を再利用した店舗で赴きがある。

   トルストイの全集が200円の島で売られていた、、

   今日のよる7時からこのギャラリーでアート議論が企画された。

   テーマは アーティスト自らが他者を介在させずに自立的に自らのアートをプロデュースすることは可能か?!
   みたいな事だった。

   思わず村上隆の顔が浮かんだ、、が 多分彼とは違う概念を模索したいと願っているのだと直感した。
   同じテーマでの議論を継続し、深めているらしい、議論で終わらせず、具体に実現する方法も模索している、と言う。
   かなり真剣だった。 20代半ばの若者だ。

   A嬢はこのテーマに非常に心惹かれたらしく、深川いっぷくの6時から始まる落語会に出て、7時から
   このアート議論に参加することにした。

   どんな人たちがどんな風に議論を展開したのか、後で報告を聞くのが楽しみだ。

   

   

    サクラカフェでご主人が淹れて下さる、スピリチュアルな珈琲で一服し、
    ババグーリーさんをのぞく。水口店長さんが迎えてくださる。

    ギャラリー楽庵のオーナーマダムに「ほのか体操」を指南してくる。

   

   冬木立の中にたたずむ深川図書館は趣がある。 
   日曜日の午後、館内は満員御礼状態!
    男性が多い!

    本はヤッパリ、紙媒体で読みたい。
   島ブックにもガンバってもらいたい。

    東京都現代美術館は推測するとおり、決して地域密着型美術館ではない、むしろグローバルな展開のほうに
    顔を向けている気がする。

   昨年夏、開館以来初めて、地域とのコラボレーションで夏休みの子どもむけワークショップが
  おこなわれたようだが、以後、持続してはいないようだ。
   現在開催中の「トランスフォーメーション 生きることはかわること」は全く対局にある展覧会だなあ~~
  現代アートの最先端にいるつもりだろうが。
  確かに、それはそれで必要な展開ではあろうけれど、
  おきざりにされているものを掬い取るナイーヴさもあるほうが私は好き!だ。

   と言うことで、アートシーンとして清澄白河も十分面白い!!

   A嬢から昂揚していることが手にとるように感じ取れるメールが届いた。

   


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