古くて新しい「物々交換」
いま自然環境を度外視した身勝手な経済が世界的に行き詰まり、オルタナティブな仕組みが求められています。xChangeは「物々交換」という最も原始的なやり取りや人間の基本的なコミュニケーションに立ち返り、私たちが既に持っているモノを活用するための、シンプルな試みを提案しています。
全てを市場(マーケット)に任せ、お金を介してやり取りするのではなく、自分たちで作り上げ、お金をかけないで交換するオープン・スペースが、xChangeです。
xChangeは厳密に言うと、「交換」ではなく、参加者同士が自由に服を置いて行ったり持ち帰ったりできる「フリースタイル」のイベントです。服を持ってこなくてもたくさん持って帰る方もいれば、たくさん持ち込んでも、何も持ち帰らない方など、様々です。一点一点は無料で、値段はつけられていません。
「お金」でない「思い」のやりとり
会場では、参加者のみなさんに「エピソード・タグ」と呼ばれるタグにご記入いただき、一点一点のアイテムにつけて頂きます。服に込められた思い出、取り扱い注意方法、次に着てくれる人へのメッセージ等、なんでもご自由に書いていただきます。値段を見るように、エピソード・タグを読みなながら服を物色するのも、xChangeの楽しみの一つです。
私たちは経済中心の社会で暮らしていて、何よりも先にまず「お金」のことを考える癖がついてしまっています。でもお金以外の価値だってあるし、目に見えない思い出や人とのふれ合いといった心の価値のほうが、殺伐とした世の中ではますます大切です。
この服はどこから来たんだろう?どこで材料がとられ、どんな人が作って、どんな人が着て、私の手元に届いたんだろう?一つ一つの物語に想像力をめぐらせて大切に暮らすことが、私たちの生活を美しく彩ることにつながると考えています。
ファッションの環境・社会負荷
ファッションからエコロジーを考える
統計では、年間10kgの洋服を買い、9kgを捨てているという日本人。服がもたらす環境への影響は、原材料の調達から廃棄も含め、想像以上に深刻です。例えば自然派のイメージが強いコットン(綿)は、多くの衣類に採用されていますが、実は世界中で一番多く農薬を使って栽培されている植物です。
エシカル・ファッションという言葉。聞いた事がありますか?
エシカルというのは、英語のethical。つまり倫理的とか道徳的という意味。環境に優しい素材やオーガニック原料を使用し、児童・奴隷労働を用いないなど倫理・道徳的に反しないファッションが、エシカル・ファッションです。
地球や環境に優しいエコロジカルな姿勢は、私たちの生活のあらゆるシーンで欠かせないもので、それは、ファッションにおいてもますます顕著です。これからは「エシカル・ファッションこそがかっこいいお洒落だ!」
(ここまで丹羽順子さんの服と幸せのシェアーxChangeから転載)
立川・はごろも商店街でお茶やさんを営む女将さんは「私たちはお客様に商品は売ってもごみは売らない」をモットーにしています、、、
容器持参でいらっしゃるお客様には目方を増やしたり、サービス券が着いたりとお得感が満載。
会場内からの質問「衛生面、安全面で担保できるんでしょうか、、?」にきっぱり、「商店街に買いにいらっしゃるお客様とは信頼関係がありますから!」
そうなんだ!今一番絶滅危惧なのは「信頼関係」というコモンズなんだ!
スーパーでもコンビニでも一言も口をきかずに買い物が済んじゃう、そんなの気持ち悪すぎ~~~ と
多分若い人たちは思わないのだろうなあ~~、しかしそれがそれが問題なのよ~~。
xChangeコーナーには荒川の秋の野草をあしらいました。昨日とれたての野草たちのエネルギー漲る
勢いがあたりにただよっていました。
幸福がついてくるエシカルなお洋服がたくさん用意されました。
ナマケモノ倶楽部内え~ほんのケンチャンがかぶるレアなベレー帽も着ているニットもxChangeでゲットしたものです。