侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

美しい日本の家族の肖像

2007-07-29 22:30:34 | こども
友人と3人で羽田から一路九州福岡空港へ!呼吸する建築資材の代理店木の音をしていた頃大変お世話になっていたエコオーガニックハウスの代表でいらした荒川さんの墓参をする事が第一の目的。彼女は最後までぶれる事なくご自身の姿勢を貫き通した肚の座った方でその姿勢を見習いたいと思う方だった。二年前に訃報に接してからなんとかお墓参りに行きたいと願っていた事がついに実現。全てのプログラムを日田で製材業を営む横尾木工所の社長さんがプロヂュースをしてくださり、3日間、奥様である副社長のお車で福岡、湯布院、日田のめを見張るスポットを回って下さった。福岡市内を一望出来る墓地は石原裕次郎氏が誘致をした広大で清々しい高台に位置していた。すぐ側に荒川さんの気配を感じながらお墓参りをした。彼女の笑顔が終始心に浮かび、何か励まされているような気持がした。初めてお会いするご主人様はとてもお優しそうな方だった。横尾さん持参の日田の天領水をたっぷりお墓に注ぐ。
墓参をすませ、清々しいおもいがした。横尾さんは一路車を湯布院に向けて走らせているらしい、、周りは見渡す限り美しい緑に覆われた山並みが続く、卑弥呼の邪馬台国は此の地にあったと横尾さんの説、、確かに私にもそんな風に思えてくる地形。
四方から此の日田の地に集まって来る地形になっている、町の中心にゆったりと三隅川が流れ、町の暮らしに川が密接にかかわっている。天領になる所以である。さらに山を分け入って行く、私たちは日本最大の吊り橋、「夢の大橋」にむかっているらしい。
過疎の村にいきなり毎日観光バスがおとずれ吊り橋はおすなおすなの超賑わい。景観がすばらしい!!標高800mはありそうで下を見るとめまいがしそう、、いくつもの滝が滔々とながれていてまるで水墨画をみるよう。ここの運営は行政主導ではなく村の人々がNPOを作りみんなで運営をしているそうだ。売店で販売する物は全て村の人々の手作りの品だそう、、あまりの繁盛でもうけたお金は逆に村に寄付をしたそうだ。行政に頼らず自分たち独自の展開で自分たちの持ち味を最大限に生かした村おこしをして生き甲斐につながるのならスバラシイ事だと思う。景観は美しいまま残せるし、観光と環境が共生出来た恒例かも、、、途中の峠の茶屋、、こちらは村営ではなく自営らしいが、なっなんと私テーストのおねえさんがもんぺに着物に下駄のお姿、さらに上をいっているのはお顔の化粧がキツネになっているのですよ、、おまけに必ず語尾にコ~ンとつける、、
いらっしゃいませコ~ン!有り難うございましたコ~ン!こっちもつられてどう致しましてコ~ンといってしまいたくなった。
なんだか小学生の夏休みの日記のようになってしまい、旅の一部始終を語りたくなってしまっている。
本題はうまし国、日出る国大和の日本男児が家長としてその役割を幾多の葛藤と自らの肉体も傷つきながらしっかりと獲得して行く過程を観た事の感動をつたえたかったのだが未だつりはしから下山する所でとどまっているので、、続きは又明日ということにしたい。

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