侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

命みじ~か~~し~~恋せよ~~ 乙女じゃないけど、、

2011-02-04 22:15:07 | Weblog


 午前中は極秘の某施設見学へ、東京駅で集合し、そこから電車で品川に行き、バスでその施設に赴く。

 ここは待ち合わせた東京駅南口のエキナカブックショップ&カフェ、 ブックを読みつつお茶できる。
 しかもこのブックショップは本だけを売るのではない、書棚とおぼしきコーナーには
 書に限らず、作家、俳優、とまあ一ジャンルにとどまらないアーティストに纏わる品々が
 開陳されておる。しかもそれらは購入可である。
 本屋は本だけを売っているんじゃない!という顕著な現場を発見し
 チョット昂揚した。

  

 これから出かける極秘の場は極めて真面目、我々の生活から、切り離しては考えられない、
 この世に生きている限りは誰もが日々お世話になっている現場!なのである、
 にもかかわらず、大方の人々はそこがどうなっているのか殆ど関心を持たずに暮らしている。

 ある種そこは我々の生活から廃棄されたものたちが最終的に行き着く墓場のような所なのだ。
 そこにたどりつくまでにも長いストーリーがあり、単純では無い手続きを経て、その場にたどり着く。

 場所によっては大変に巨大な空間でもある、概ね住宅街からははずれた所に位置しているが
 区によっては町中にど~~んとたっていることもある。

  寒風吹きすさぶ中でその作業は早朝より午後まで続けられていた。
 
  これまで見学することの出来なかった、箇所へも連れて行って戴き、如何に配慮が厳重になされているかも
 この目で確かめられた。安堵出来たこともあれば、制度上、これだけの事をしても抜本的解決には
 ならないだろうなあ~という思いもぬぐい去れなかった。

  しかし、今日のこの見学をコーデュネートしてくださり、現場まで
  誘導していただき、詳細な説明もしてくださり、東京は品川限定のスゥィーツまで
  ご案内して戴き痛み入る事ではあった。

  N氏とT氏には心から感謝を申し上げる。

  と言うことで極めて貴重且つ重要な現場の見学をさせて戴いたわけなのだが、
  どうにもそのまま帰路につくにはまだ日は高く、何か心満たされない思いがのこり
  ふらふらと有楽町で下車し、そのまま日比谷公園に吸い込まれ
  黒柳モナリザさまがほほえんでいる場内に吸い込まれた。



 

 ルネッサンスを牽引したあまたの建築家、画家、彫刻家、聖人達の一覧
 まさに、神のみぞ知るのではなく自ら、真実を見たい、知りたい、解りたいと
 思った人々がこんなにいたことで稀有なルネッサンスという時代が花開いたのだ。
 ルネッサンスに先駆けて12世紀北部ドイツにヒルデガルドという「ラインの女予言者」
 とよばれる女性がいた、らしい。

  ヒルデガルド研究会を主宰する臼田夜半氏によると
  「ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの思想は、人間と自然ー宇宙の調和を奏でる壮大な交響曲のよう、、」なのだそうだ。
 非常に興味深い女性だ。

  

 ルネッサンスが花開いた当時のフィレンツエ!
  生きている間に是非とも再度フィレンツエにおとずれそこから、アッシジにも行ってみたい。
 進化しないイタリア語だが、 諦めずに続けたいのもこの日の準備のツモリなのだが、、


  

 日比谷公園のシンボル、、噴水をながめつつ、スプマンテを一杯いただく。

  ダビィンチ氏を画家としてのみとらえるのではなく
 彼が考案した様々の発明品が具現化されていた。
 当時は画家という単一の仕事のみならず建築、都市計画、戦闘機、潜水具、飛行具とう
 あらゆるジャンルの創造にかかわることは珍しいことではなかったようだ。

 紙面で考案したものがすべて、具体的に動かせるものとして実現されていた。

 画家レオナルドとは又違った側面が見えて確かに面白い事はおもしろいのだが、、

  

  かつてイタリア美術史を専攻する先生からレオナルド・ダ・ヴィンチの講義を伺ったが、その時
  イメージしていたお方とは又違った人がイメージされた。

  そう言う意味では見ない方がよかったような気のするところも有りの展覧会だった、、、
 満たされない思いはさらに満たされなさを増幅したかも、、




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