ああ公の鴻業偉績万世といえども滅せずして遺愛のかくあるは、朝誦暮歌久しくして
弥新たなり。
是に於いて市民相謀り碑を故城の址に建て以て追慕の誠を表わさんと来りて文を
予に謁む。金不才にして公の盛徳の万分の一も褒揚する能わず。
唯公と交り素あるを以て誼辞すべからず、いささか公の履歴についてその顛末を救す。
明治二十四年九月
勝 安 房 撰
つづく
ああ公の鴻業偉績万世といえども滅せずして遺愛のかくあるは、朝誦暮歌久しくして
弥新たなり。
是に於いて市民相謀り碑を故城の址に建て以て追慕の誠を表わさんと来りて文を
予に謁む。金不才にして公の盛徳の万分の一も褒揚する能わず。
唯公と交り素あるを以て誼辞すべからず、いささか公の履歴についてその顛末を救す。
明治二十四年九月
勝 安 房 撰
つづく