
10月9日 天王洲銀河劇場
作:井上ひさし
演出:栗山民也
音楽・演奏:小曽根 真
出演:井上芳雄、石原さとみ、山本龍二、山崎 一、神野三鈴、高畑淳子
「蟹工船」の作者小林多喜二が、官憲の拷問で虐殺されるまでが描かれていました。
人気のパン屋の商品の中で一番安い代用パンが売れ残るのはなぜか?という素朴な疑問が、貧しい人々のうわまえをかすめ取っている人たちがいるのだという確信に至り、文学でその世の中を変えようとした多喜二の考えがよくわかる内容となっていました。
小林多喜二の人間味あふれる部分も表現されていました。
現代のように、表現の自由が確立されていなかった時代は、自由な表現は命がけだったのだと、ホントに恐ろしく感じます。
先日観たコースト・オブ・ユートピアも武力ではなく、文学で世の中を変えようとしたお話でしたが、庶民の中にどれだけ浸透するのかは、難しいですね。
井上芳雄は、いままで王子様的なイメージだったのですが、今回は骨太な感じがでていてい、新し一面を発見できました。
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