野田地図(NODA・MAP)第15回公演
ザ・キャラクター
8月4日
8月8日 千秋楽 東京芸術劇場 中ホール
作・演出:野田秀樹
出演:宮沢りえ、古田新太、藤井隆、美波、池内博之、チョウソンハ、田中哲司、銀粉蝶、野田秀樹、橋爪功
書道教室の家元の狂気が、生徒たちを利用して破壊的な事件を起こす。
野田秀樹のいつもの【言葉遊び】に加え、【漢字の腑分け】がみごと
【俤:おもかげ】の中の【弟】を探し、【儚:はかなさ】の中に【夢】を見る。
ラストの【幻】が【幼】になったときは、鳥肌が立ちました。
モデルとなったあの事件については、記憶が生々しくて、観終わった後、なんとも言いようのない気持ちが残りました。
大家が家元に書いてもらった書【物忘れ】は、事件に対しての人々の記憶が薄れていくことへの、痛烈な批判なのでしょう。
私はあの事件の、2日後に地下鉄に乗った。
路線も駅も、あの事件とは接点がなかったけれども、言いようのない憤りを感じた。
同時に、恐怖心も…。
私にとっては、忘れようにも忘れられない事件です。
そうそうたる俳優陣。
でも、観終わった後に残ったのは、宮沢りえの存在感でした。
千秋楽の客席には、りえママが座っていて、2度目のカーテンコールの時には、真っ先に立ち上がっていました。
また、篠山紀信・南沙織夫婦も観に来ていました。
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