喉飴と鞭による映画・小説・漫画論評~このブログを見る者は地獄を見るだろう~

タイトルの通り、映画、小説、漫画を観終わった後に、感想を書くだけです。コメント頂ければ幸いです。

007 ゴールデンアイ (1995) ★★★☆☆

2019-08-08 14:05:00 | アクション

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

ゴールデンアイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ピアーズ・ブロスナン,ショーン・ビーン,イザベラ・スコルプコ,ファムケ・ヤンセン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

監督:マーティン・キャンベル

脚本:ジェフリー・ケイン、ブルース・フィアスティン

原案:マイケル・フランス

製作:マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ

製作総指揮:トム・ペブスナー

出演者:ピアース・ブロスナン、イザベラ・スコルプコ、ショーン・ビン

音楽:エリック・セラ

主題歌:ティナ・ターナー

配給:MGM/UA

上映時間:130分

 

記念すべきピアース・ブロスナンの主演初作品である。

冒頭から激しい銃撃戦が開始される。

ピアース・ブロスナン演じるボンドは、よくショーン・コネリーとロジャー・ムーアを足して2で割ったような演技と評される。要するにバランスが良い。悪く言えば特徴がない。

トム・クルーズも『ミッション・インポッシブル』シリーズでピアース・ブロスナンを参考にしたとwikiに書いてあったが、確かにその通りだなと思った。

本作を基にしたニンテンドー64のゲームがありましてね…うちにもなぜかあって。当時は大ヒットしたらしい。またやってみたいな。

本作では敵キャラが多く登場する。

まず、なんといっても強烈なのがファムケ・ヤンセン演じるゼニア・オナトップである。男と情事に至っている最中に、声をあげながら絞め技で相手を殺すという、ギャグ漫画みたいな設定である。マシンガンで乱射して殺しまくる際にも笑みを浮かべており、狂気を持った人物として描かれている。

 

20世紀フォックスの公式アカウントが、「オナペット」と誤投していた。

 

さらにオナトップが乗船する船は「マンティコア号」だったりする。いや、そこまで考えてるのは俺だけか。。

オナトップと行動を共にするのがゴッドフリード・ジョン演じるウルモフ宇宙局長官である。小者。上司である防衛長官には序盤から既に目を付けられている。ボンドからの逃走劇の際にもちびちび酒を呑んだりアル中である面も漂わせている。あっけなくボンドに撃たれ死亡。

さらに悪役がもう2人いるが、ここでは伏せておこう。

以上

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007 消されたライセンス(1989) ★★★★☆

2019-07-21 22:54:30 | アクション

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

消されたライセンス(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ティモシー・ダルトン,ロバート・ダヴィ,キャリー・ローウェル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

監督:ジョン・グレン

脚本:マイケル・G・ウィルソン、リチャード・メイボーム

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ(イオン・プロ)

出演:ティモシー・ダルトン、キャリー・ローウェル

   ロバート・デヴィ、タリサ・ソト

音楽:マイケル・ケイメン

主題歌:グラディス・ナイト

配給:MGM

上映時間:133分

 

本作でボンドは、ロバート・デヴィ演じる麻薬王フランツ・サンチェスと対峙する。

 

本作でボンドは親友のフリックス・ライターがサンチェスの手によって足を食いちぎられ、スパイとして再起不能になる。

怒りに駆られたボンドは、組織から飛び出て単独行動による復讐を決意する。ダルトン演じるボンドは単独行動が多い。

本作からMI6本部のメンバーの役者も一新される。マニーペニーはインテリ女教師みたいな風貌に若返る。

Qのみ初老のおじいさんとして、なんとシリーズ通して唯一役者の交代がない。サザエさん並の長期に渡って演じている。

というか、この時すでに役者は70過ぎで、なんとそんなじいさんが本作では単独行動のボンドを心配するあまり現場に駆けつけてくるのである。無茶すぎる。

本作では残酷描写が多いことが特徴。麻薬組織の生々しさを前面に出している…かと思いきや、香港の秘密捜査官が忍者だったりと、『007は二度死ぬ』以来の忍者の再来、やはり馬鹿馬鹿しさは変わらなかった。

印象に残るのはタンクローリーでミサイルを交わすシーンである。あんな超絶運転技巧、一体どうやって身に付けるのか。

以上

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007 リビング・デイライツ(1987) ★★★☆☆

2019-07-06 14:31:45 | アクション

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

リビング・デイライツ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ティモシー・ダルトン,ジョー・ドン・ベイカー,マリアム・ダボ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

監督:ジョン・グレン

脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ

出演: ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ、ジェローン・クラッベ

主題歌:a-ha

配給:MGM

上映時間:130分

 

4代目ボンド、ティモシー・ダルトン主演の一作目。

3代目ボンドのロジャー・ムーアのおとぼけ路線とは打って変わって、完全にハードコア・アクションを売りにしている。

ボンドも組織の命令に反して単独行動に出る展開が多い。それっていいのか、と突っ込みたくなるが。

この時代のボンドシリーズはやはり大抵KGBが悪役である。本作はKGB内の権力闘争にボンドが巻き込まれる展開。

ボンドガールのマリアム・ダボが本当に可愛い。

ティモシー・ダルトンは歴代ボンドの中でもスケベ顔な印象。

嫌らしさが顔に出ていて男らしくて好印象!

車上で運転中に笑顔で顔をマリアム・ダボに近づけてるシーンとか見てて可愛らしい。

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007 美しき獲物たち(1985) ★★★★☆

2019-07-04 13:57:48 | アクション
美しき獲物たち(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
ロジャー・ムーア,クリストファー・ウォーケン,タニア・ロバーツ,グレイス・ジョーンズ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

BS-TBSで録画したものを鑑賞。

監督:ジョン・グレン

脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン

原作:イアン・フレミング

製作:アルバート・R・ブロッコリ

出演:ロジャー・ムーア、タニア・ロバーツ、クリストファー・ウォーケン、グレース・ジョーンズ

音楽:ジョン・バリー

主題歌:デュラン・デュラン

製作:イオン・プロ

配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

上映時間:131分

 

007ロジャー・ムーア主演の最後の作品。本作含めてロジャー・ムーアは計7作品に出演しており、シリーズ最多である。

(ショーン・コネリーもネバーセイネバーアゲイン含めれば7作出演しているが)

敵役にアカデミー賞受賞者のクリストファー・ウォーケンが抜擢されている。

また、その参謀として歌手のグレース・ジョーンズが選ばれている

 

本作の敵クリストファー・ウォーケン演じるマックス・ゾーリンは、ステロイドを用いた実験によって生まれたステロイド児である。

それによって、KGBで手腕を発揮した過去があるが一方で、ステロイドの副作用により人間としての感情を持ち合わせていない凶悪な性格を兼ね備えている。

ボンド以外の敵は容赦なくすぐ殺す(笑)また、最後には味方も全員裏切る。

したがってマックスは悲劇の人物ともいえる。

 

どのアクションシーンもどっかの映画で観たことある既視感のあるようなものが多いが、それは本作が影響を与えたからか。

個人的にはマックスは007の中でもベスト3に入る凶悪さを持っていると思うが、007ファンによる悪役ランキングではランクインしてこない。

 

以上

 

 

 

 

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007 ユア・アイズ・オンリー(1981) ★★☆☆☆

2019-06-25 14:01:39 | アクション

久々に007シリーズを鑑賞。

監督:ジョン・グレン

製作:アルバート・R・ブロッコリ

脚本:リチャード・メイボーム

音楽:ビル・コンティ

主題歌:シーナ・イーストン

出演:ロジャー・ムーア、ジュリアン・グローヴァー

配給:ユナイテッド・アーティスツ

上映時間:127分

 

ユア・アイズ・オンリー(デジタルリマスター・バージョン) [AmazonDVDコレクション]
ロジャー・ムーア,トポル,キャロル・ブーケ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

BS-TBSにて007一挙放送が組まれており、まだロジャー・ムーアの途中までしか観ていない私にとって007シリーズを制覇する絶好の機会だと思って録画して鑑賞。

なお、一挙放送と謳いつつ4か月もかけて放映するという。

明らかに番組制作者が007シリーズの大ファンとしか思えないほどの豪華な番組用のオープニング映像、吹越満が番組終了後たっぷりとトリビアを解説。

ただし、ノーカットではないのが残念ではある

 

本作のストーリーは割と複雑なため正直のところ説明できるほど理解できていない。

このころのボンド作品は大体、時代が時代だけに敵がKGB絡みとなっている。

(スペクターも権利関係で出せないし)

しかしどう見てもブロフェルドにしか見えない男が冒頭、登場する。

まるでバイキンマンを思わせるほどの幼稚な演出で登場するやいなや即、煙突に落とされて退場する。

これは今までのギャグ路線からの決別を表しているといえるだろう。

 

本作からアクションシーン満載のハード・アクション映画と化す。

ロジャー・ムーアは50代なのにそんなに動けるわけないんだよなあという違和感。

 

見所はやはりスキーのシーンだろう。

スタントマン頑張ってる。

 

以上

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