おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
訪問看護は地域包括ケアシステム実現のための重要なインフラの1つだと思っています。
その役割を全うしたいと思っていますが、まだいろいろな課題があると考えます。
一番は看護師の責任感に甘えた制度設計にあると思っています。
緊急の連絡対応体制を訪問看護に求めることは必然だと思いますが、
その報酬単価が安すぎます。
平日、日中通常のケアに入りながら、夜間は緊急に備え必要あれば出動。
次の日は普通の勤務もザラ。
緊急時加算は介護保険は574単位、医療保険は6400円。
夜間の加算は+25%~50%
介護保険は1回目の緊急訪問時は緊急時可算を算定しているから夜間の加算は算定してはいけないという、訳がわかりません。
また制度改正ごとに訪問看護の費用がどんどん増えている!と何か悪いことのように議論されることがありますが、地域包括ケアを実現していくためには訪問看護の費用は増えるに決まっています。
増えてきているから抑制しようという議論はあまりにも乱暴。
抑制しようとする人たちは看護師は安く働いて当たり前。夜も働いて当たり前。って考えているのだと思います。
訪問看護は救急病院でも救急車でもありません。
繰り返しですが、もしその役割を担って欲しいのならば
緊急当番の次の日は休みにできるくらい単価を上げて欲しいと思っています。
看護師の責任感に甘えないで欲しい。