仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
オミクロン株と思われるコロナ陽性者数が各地で増えており、東京都をはじめまん延防止措置の適応となる地域が出てきました。
一方、オミクロン株のデータを調べると、96%は軽傷から無症状でやはり重度化はしにくいようです。
データ上オミクロン株は脅威が少なくなっているとわかってきていますが、国は今までのコロナ対策のままでいくようです。
感染者数が増え病床がひっ迫したらまん延防止、緊急事態。
一般市民には行動制限、ワクチン接種を。と。
重度化にほとんどならないオミクロン株。そのオミクロン株に罹っても重度化しないように3回目のワクチン接種を!と呼びかける国や自治体。
ワクチン接種を促すよりももっと大事なことがあるはずです。
今コロナに罹ると2類相当ですので、コロナに罹ると自由に医療機関にかかれません。
いちいち保健所を通す必要があるわけです。
今みたいにどんどん増えてきて、保健所が機能不全に陥ってしまったら、もし自宅療養をしていて症状が悪化してきてもほっとかれる可能性が高いわけです。
適切な初期治療を行い重度化を防げば、第5波のときのような在宅死は防げるはずなんです。
2類相当から5類に変更するだけで解決することも多いはずなのに、なぜか国は2類相当から変えようとしません。
コロナ関連予算は大きいので、重い病気の方が都合がよい人がいるんでしょう。
2類相当から落とさないのであれば、在宅療養者の症状が進んでも適切に医療機関に受診させることができるくらいの保健所機能を常に担保して欲しいです。
放っておかれて重度化するという、第5波で学んだことをちゃんと生かし、しっかりと対策をしてほしいですね。
今まで通りって本当に意味が分かりません。