奥多摩小屋でテント泊をし、翌朝は4時過ぎに起床し
6時にはパッキングを済ませたいと計画していたが、
だいぶテント泊も慣れてきており、30分巻きの5時半に山頂へ出発。
昨晩は思いのほか寒くはなかったが、
テントの周りでガサゴソと足音がして目が覚めた深夜。
思い切ってテントから顔を出して見上げた空は星空がとても綺麗だった。
でも足音の正体は?
ヘッデンで真っ暗な森を照らすと、明らかに人は立ち入らない斜面に動く影が。
きっと鹿だろう、そうだ鹿なんだと自分に言い聞かせて、またシュラフに潜り込んだ。
翌朝は富士山を眺めながら、約1時間で山頂に到着。
山頂付近の分岐から、奥秩父縦走路を歩いて三条ダルミ方面へ向かう。
朝日に照らされた木々が何とも綺麗で、歩いていて気持ちが良い。
山頂から30分で
三条ダルミに到着。
ここで休憩していると、若い二人組が後から歩いてきた。
話をすると飛龍山まで行くとのこと。
この後、しばらくこの二人組と休憩の度に
抜きつ抜かれつで一緒だったこともあり、人気が無くなった秩父縦走路に
なんか安堵感があった。
金峰山まで続いている奥秩父縦走路。
すべて踏破したいと思い、細かく区切って歩く山行計画に
今回もまた足跡を付ける。
飛龍山まで登るかどうか歩きながらずっと考えていた。
まずは飛龍山手前の北天のタルまで歩く。
結構長く歩き、やっと飛龍山が見えたと思っていたら、
あの山は飛龍山じゃなかった。ぬか喜びしたと思うと疲労感がハンパない。
雲取山山頂から約2時間半。
北天のタルに到着。やっと着いたと安堵していると先客が一人休憩していた。
横にザックを下ろし休憩をし、先客のソロ登山者と少し話をした。
土曜日からずっと縦走してきているとのこと。
飛龍山へ行く前の小休憩だって。しばらくするとずっと一緒だった二人組が到着。
先客の年輩者と中年のオレと二人組の若者、偶然の3世代で腰を下ろしてしばし休憩。
そこで改めて二人組の予定を聞いてびっくり。
このまま飛龍山に登って、雲取山に戻り奥多摩小屋で幕営して翌日に鷹ノ巣山だって。
ここでオレだけ三条の湯へ向かう。
駐車場まではまだ道中が長いので飛龍山へは向かわず無理をしない選択。
北天のタルから約1時間半、三条の湯に到着。
ここまでのルート、誰とも会わない。
それにルートが一部異常に細く崩壊気味。ちょっと緊張する場所が多い。
そんな中、この山小屋の屋根が見えたときは安心した。
三条小屋の傍を流れる川辺で昼食タイム。
三条の湯を11時半に出発してから、およそ30分ほどで登山道も終わり
これからが長い林道歩き。林道も最初のころは新緑と山桜を眺めながら
楽しく歩いていたけど、結果的に2時間林道を歩くので、かなり飽きてくる。
またこの日は、想定外に各地で夏日を記録し気温上昇。
水分が足りず、フラフラになる。
やっとのことで2時間の林道が終わっても駐車場まで国道をまた約40分ほど歩いた。
自販機に飛びつきたかったが、地域柄なのか自販機が一切ない。
ホントにしんどかった。振り返ると飛龍山へ登らなくてよかったとつくづく思う。
4月26、27 雲取山ソロテント泊
1日目鴨沢ー奥多摩小屋
2日目奥多摩小屋ー雲取山山頂ー三条ダルミー狼平ー北天のタルー三条の湯ー後山林道ーお祭ー鴨沢
今回のテント泊には色々とNEWアイテムを投入。
まずはシュラフにテントマット。テント内を快適に過ごし、且つ軽量であること。
これでかなり小遣いは消費した。
しかしおかげでだいぶ快適な山行をすることができたのは嬉しい。
それにしても深夜テント周りに動物がウロウロするのはびっくりしたな。
きっと晩飯の残飯に寄ってきたんだな。
改めて思う。森は動物の場所なんだと・・。
帰りに丹波山温泉のめこい湯へ
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