兵庫県の川の上流から中流で見ることのできる底生動物(2)
プラナリア事情
プラナリアを2つに切断すると2匹のプラナリアに、3つに切断すると3匹のプラナリアになる生きものという有名な生き物です。清流を好み、水の綺麗さを示す指標生物です。
プラナリアの正式名は、ナミウズムシ、学名:Dugesia japonica、サンカクアタマウズムシ科です。
北海道北部を除く全国の河川や湧水でみることができます。
ところが、外来種のアメリカツノウズムシが猪名川や武庫川流域の中流域で見られるようになりました。
写真は夏の猪名川でみつけたアメリカツノウズムシです。
日本で最初に見つかったのは愛知県の水族館で2003年のこと。特徴は体表が茶褐色から黒褐色で細かい色素点があり、頭部は正三角形にちかく、耳葉は長くとがっています。
夏場水温が上がる中流域でもみられるので、今後見つかる範囲が増えてきそうです。
底生動物2回目
ナミウズムシ
通称プラナリア、上流から中流に生息 大きな石の裏で見つかる。
アミカのなかま
上流の流れが速い場所に生息。冬から春にかけてよく見られる。
ブユのなかま
上流の流れが速い場所で見られる。流れてくる藻類を食べる。
シマイシビル
おもに中流から下流に生息。丸く吸盤状の口があり、背中に縦状がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます