夏は来ぬ

２０１０年５月２８日（金）

ハハの病院へ行ってきた。ハハはリハビリ室にいて、療法士さんに、
「あれが私の娘です」と、言ったりして、絶好調な感じだった。

でも、先生との面談で、
「しばしば肺炎を繰り返し、熱をだすのですが、抗生物質の効きが悪く
なってきています。この夏は厳しいです・・」
と、言われた・・。
先生に、緊急連絡先の確認をされて・・・本当なんだと思った。

リハビリ室に戻ると、ハハはやっぱり元気そうで、療法士さんに
「髪をカットして、可愛くなったわね～」と言われて、にこにこしていた。

部屋に戻る途中から、ハハは、また歌を歌いだした。
え～っと、それは、「・・・夏は来ぬ～」

夏かあ・・。なんで、このタイミングでこの歌なの・・？
ハハは、何かを感じているのだろうか・・？
でも、ウィステは、
「卯の花～の匂う垣根に～・・」
と、一緒に歌を歌ってきたわ・・・。

夜、オクサンに電話したら、オクサンも今日、行ってきたんですって。
その時もハハはしっかりしていて、
「私の人生は、何をしてきたのかねえ・・」
と、言うので、
「おじいちゃんとの家庭を守って、子供も二人育てて、立派ですよ」
と、返事をしたら、
「そうかねえ」と、にっこりしたそうだ。

「とてもしっかりしていて、先生のお話が信じられない・・」
と、オクサンが言うのも無理ないわ・・。
だけど、その会話もなんだか、意味深な気もしてくる・・。

来週はママちゃんのお母さんのお葬式で・・、厳しい夏が来そうで、
秋には、新しい命が来る・・・。

命のエネルギーが身の回りで渦巻いている・・・そんな気分です。