新春美術展

２０１２年１月８日（日）


友人のＡさん、Ｂさんを誘って、市の新春美術展に行ってきた。
Ａさんと、駐車場で会うと、
「私、大失敗しちゃった～！」
ウィステは金曜日にお二人を誘ったのだけれど、Ａさんは勘違いして
土曜日に来てしまったのだそうだ。
当然、Ｂさんもウィステもいない・・？
Ａさんは、「エイプリル・フールだったのかしら？」と、思ったそうだ。
あの～・・今、１月でっせ・・。（＾＾；）

なんでも、Ａさんは若い頃、エイプリル・フールで騙されて、東大の門前で
知り合いの学生さんと待ち合わせ・・・と、思って出かけて、会えなかったと。
でも、くすくす笑う声が聞こえたから、エイプリル・フールだったんだ・・と、
帰ってきたそうで、その記憶がよみがえったと。
若いお嬢さんだったＡさんを騙すなんて、ひどい・・。
もっと怒れ、Ａさん！

とりあえず、ＡさんはＢさんに電話して、日曜日と分かり、今日、出直してきたのだそうだ。

美術展では、絵画を鑑賞・・。
１００号とか５０号とかの絵がだ～っと架かっている。
友人Ｃさんの絵もある。奥日光の水辺の絵で、Ａさん、Ｂさんに、
「良い絵ね～。穏やかで丁寧で、お人柄がでるわね～」
と、誉められて、ウィステもうれしい。（＾＾）

しかし、雪解けの田んぼの絵をみると、ウィステは、
「ああ、この平和な田畑にも、放射能が降ったんだ・・」
なんて思ってしまった。すると、ＡさんもＢさんも同じこと思ったんですって・・。
日本の原風景のような絵で、こんな感想とは、・・・悲しいねえ。
もう一つ、パリの坂道のある街角を描いている絵。
それが、道路が青いせいか、津波！っと思ってしまった。
どど～っと流れてきて、傾いで描かれた建物を浚っていきそう・・。
Ａさん、Ｂさんも、「私も津波に見える～」と。
絵って、今の私達の心理状態でも、ずいぶん見え方が変る・・。

「ぐずってる」という絵は、ベビーカーでぐずっている赤ちゃんと、
困っている若いお父さん、お母さんの絵。いろんな瞬間が絵になっている。
当人たちの困っている情景も、こちらからは、微笑ましい・・。

絵を描いているＡさんは、筆遣いのことなど、いろいろ教えてくれた。

疲れたから下のカフェコーナーで一息。
ここの周りには、活け花の出品があちこちに展示してある。
お花をしているＢさんが、「あのお花が好き」と、示したのは、松と千両、水仙のお花。
松が、龍の形をしているんですって。花瓶のあちら側の松が頭、こちら側の松が
しっぽ・・と、いわれると、そのように見えてきた。（＾＾）
お花をしている人と見る活け花も、面白いなあ・・。

チョコとミントのルイボス茶のミルクティーというものを頂きながら、
おしゃべり、おしゃべり・・・まさに女正月でした。（＾＾）