ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

お茶席

2017-04-15 | 日記
2017年4月15日(土)

今日は、ダンスサークルがお休みなので、友人と城跡散策にでかけた。
ソメイヨシノは、もう終わっていたけれど、いろいろな種類の桜は、まだ
咲いていた。でも、桃の花が、綺麗だったわ。
新緑の小さな葉っぱが、可愛い♪
暖かい南風に、木々の緑、萬葉集の歌のように、桃の花の下に佇む元乙女たち・・・。(^^;)
元歌は、「春の園 紅にほふ桃の花 下照る道に 出で立つをとめ」(大伴家持)
まあ、気分です、気分。(^^)

そして、新緑の園に、お茶席がありました。
ちょっと、入ってみようと、立ち寄りましたが、「喫茶去」という額が掛かった
きちんとしたお座敷に通された。え~っと、お茶のお稽古は、ずいぶん昔。
お作法が、あやふやです・・。(^^;)
「喫茶去」は、昔のお稽古で習ったなあ。
茶道では、「まあ、お茶でも召し上がれ」という意味と、
禅では、「お茶を飲んで、去れ」「お茶を飲んで、来い」という意味と習ったっけ。
去れって、とっとと出ていけって意味?禅は、厳しいと思ったので、覚えていたよ。

友人がお正客の席につき、ウィステがその次、左隣に知らない方。
あと、若い方が二人というお席で、先生が付いて、生徒さんらしいピンクの着物の
若い方が、お茶をたててくださった。
お菓子は、生菓子で、ピンクの桜をイメージしているようだけれど、出されて、
いつ、頂いたっけ・・?と、手を付けなかったら、誰も手を付けない。
先生が勧めてくださって、そろそろかな~と、畳の縁の向こうのお皿を手前に
寄せて、ご挨拶は、したっけ?と、ちょっと頭を下げて、頂いたわ。
これは、美味しい♪
ウィステを見ていたのか、他の方たちも、お菓子を頂きだしたよ。

お茶は、ウィステの右隣のお正客の友人に一番。
次は、何故か、ウィステを飛ばして、左隣の方に・・。
だから、ウィステのお茶が来た時、迷ったのよ。
たしか、左隣の方に、「お先に・・」って、言うはずだったのに、
左隣の方は、ウィステより先に頂いているし・・。
だから、あいまいに挨拶し、ご亭主にも、「お点前頂戴いたします」と、
小声で、もごもご言って、お茶を一服頂きました。
おいしいこと・・。

静かな空間の中、お点前を拝見して、ああ、そうだった、こうだったと、
遠い昔を思い出しました。ご亭主が、水差し(水入れ)を両手に持って、すっと立ち上がる姿に、
あの所作が、出来なくなって、お年を召した方たちから、サークルを辞めて行ったなあと
思い出したりね・・。(^^;)

外に出たら、友人が、「私、お茶って、初めてで、分からなかった。でも、美味しかった」
と、言うので、ウィステは、
「穏やかな時間をご一緒できれば、それで良いのよ~」と、言ったけれど、内心は、
「しまった。お茶を頂くとき、上客の右隣の方には、
”ご相伴させて頂きます”とか言うんだった。忘れた~。今、思い出したよ~」
と、せっかく習った年月が、無駄になったことを、実感して、へこみました。(^^;)

帰りの車の中で、土曜日のダンス仲間から、飲み会のお誘いの電話がかかって来た。
でも、お茶の余韻を纏うウィステ、今は、その気分じゃなくて、珍しく、パスしました。
またね~。(^^)





コメント
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