家具工房ウッドスケッチの108の仕事

家具工房の108の仕事を紹介していきます。

襖やさんと仕事をしました

2006年06月30日 | 2006年
家具のお客さんといろいろお話をしてるうちに和紙の話となり、お客さんの家のお座敷と仏間の襖の張替えをしました。
もちろん、仕事は近所の襖やさんにお願いし、私は和紙の選定と張り方をアドバイスさせていただきました。
黒塗りの縁も杉の無垢材に替えて、明るいお座敷になりました。

「BREATHE」第4号について

2006年06月23日 | 2006年
「ブリース」第4号は、9月発行です。
昨日、八百津町で自然食レストランを始められた福井さんと関市でフットマッサージをされている春日井さんがウッドスケッチを尋ねていらっしゃって、次回の「ブリース」に参加されることになりました。
またまた、内容が濃くなりそうです。

そして稲作農家の佐伯さんも、降り出した雨の雨宿りをするようにいらっしゃいました。
しかし、話をしていても、こころはうわのそら。窓の外の天気ばかり気になるご様子。
雨が降れば、休みかと思いきや、田んぼの水があふれるようであれば、排水してあげなくてはいけないんだそうです。
5月初旬、田植え直後の低温では、ずいぶん稲の心配をされたようです。
話もそうそうにきりあげて、またそそくさと田んぼの様子を見にいかれました。
今年の佐伯さんのお米の作柄、どうなんでしょうか。

「BREATHE]第4号でお知らせできると思います。

胡桃一本分

2006年06月21日 | 2006年
今日、材木屋さんで仕入れた胡桃一本分の板です。
材木屋さんの倉庫の一番奥の一番下に眠っていました。
表面がずいぶんねずみ色に焼けてますが、こんな木は、製材されてからかなりの時間がたっている証拠です。
ということは、乾燥は十分。
木味の良し悪しはある程度は予想していますが、削ってみないことにはわかりません。
買った自分を信じて明日から「お昼ねベンチ」と「椅子を5脚」作ります。

トイレ見学

2006年06月19日 | 2006年
ウッドスケッチの前の道は小学校の通学路にあたる。
ある時、二人の小学2年生の女の子が駆け込んできた。

「不審者が出たかっ!」と思いきや、トイレを貸して欲しいという。

急いでトイレに案内すると、床はくるみの無垢板が張ってあり、内壁は和紙。電気のかさはアンティークショップで見つけたすりガラス。ひとくせある鏡が掛けてあって手洗いもこまかなタイルのモザイク模様・・・そんなトイレに感動した2人は、後日友達を引き連れぞろぞろとトイレ見学に立ち寄ってくれるようになりました。

泉貨紙

2006年06月18日 | 2006年
「紙舗直」から紙に関する小冊子が届きました。
今回のリフォームに使った障子紙は、こんな風にして漉かれているのです。

「障子紙なんて、なんでもいっしょだよ。」なんて声も聞こえてきそうですが、
いやいや、ほんとうに張ってみなければわかりませんよ。

和紙を通したひかりのまろやかさ。
なにも知らない人でもきっと、こころがしっとりと落ち着くはずです。

楢のテーブル

2006年06月17日 | 2006年
ここひと月ほどリフォームの仕事でしたが、ほぼ目途が付いたので木工の仕事にもどりました。

1800ミリ×800ミリの楢のテーブル。
お天気と同じででかんなの腕もしめりがち。

気合をいれてかからんと・・・。

廊下の物干し

2006年06月16日 | 2006年
ついに梅雨に入りましたね。
今は、晴れていますが昨日の大雨のせいで蒸し暑いです。

先日のわたしども夫婦の会話。
めんどりさん「洗濯物が乾かないから部屋の中の物干しが買いたいんだけど。」
わたし「いいけど、プラスチックの安くてすぐ壊れるものは買わないでくれ。」
めんどりさん「丈夫で壊れないものは近くのスーパーには売っていないし、値段のするものを買うようなお金はないし、だいたいお父さんの気に入るものを探しにいく時間もない。そんなのどこで買ったらいいかさっぱりわからない。」

というような議論の末、結局私が何か工夫して作ることになり、できたものがこれです。

TVボードや本棚などほかにもあれこれ「作って」と頼まれていますが、ほとんどは
日々の仕事と育児と雑事に忙殺されてすぎていきます。

ステンドグラス

2006年06月13日 | 2006年
先日から制作していた引き戸にステンドグラスを入れました。
画像ではわかりづらいですが、透明と半透明、そして四隅に色つきのガラスがはいっています。

仕掛けとしては、この色ガラスが、引き戸の引き具合によって重なったとき、二つの色が混じりあうところ。

そして、光が射し込めば壁か天井か床に「光のかげ」ができるでしょう。

教会にいくと、心打たれる光景ですが、Mさん実は仏教系の学校を出られたんだそうです。
まっ、いいかっ。

今度はMさんが障子張り

2006年06月10日 | 2006年
もと紙屋といっても今は家具屋。障子張りは素人と同じようなものです。
Mさん宅の奥の座敷の障子張りもをというお願いしたい・・・というお話が出たとき、すかさず
「ご自分で挑戦されてはいかがでしょう。」
お勧めしました。

昨日のレクチャーで灯りのかさを和紙で上手に張り替えられたMさん。
最初は、本物の和紙を自分で張るなんて、おこがましいとかもったいないとかおっしゃっていましたが、だんだんその気になってきて、ついにはやる気満々となりました。困ったらすぐに飛んできますからとお約束をして、和紙の手配をすることになりました。

家具屋の障子張り

2006年06月09日 | 2006年
ほぼ一ヶ月に渡り進めているリフォームも大詰め。
3部屋に渡ったフローリングも終わりました。

お昼ねベンチは、立派にMさんのお昼寝の役にたっている模様。

今日は廊下に面する4枚の戸の障子の張替えをしました。
何で家具屋が障子の張替えまでするのかといいますと、仕事の合間に合間にMさんとお話しする中で、私の前職が紙屋であり、話の流れで、和紙のよさを力説し、またそれにMさんが共感していただいたからでしょうか。
重い材木やトンカチを持つ手が、薄い和紙にとまどいを感じながらもなんとかやり終えました。

ついでにMさんに和紙の貼り方を少しばかり伝授しました。
Mさん、今夜はきっと余った和紙のきれはしで電燈のかさ張っていらっしゃるはずです。

お客さんとの距離

2006年06月06日 | 2006年
ウッドスケッチのお客さんは遠方の方もたくさんいらっしゃいます。
といいますのも私は学生時代から30過ぎまで東京で暮らしましたし、妻は千葉県出身で、仕事柄日本中を駆けずり回って、沖縄から四国、関東、東北、北海道にいたるまで友人やお世話になった方が数多くいます。

夫婦そろって、かつてお世話になった方から、家具の注文をいただくことが多かったのです。

ところが最近は、ウッドスケッチとして新工房を建てて以来、だんだんとお客さんとの距離がみじかくなってきました。

今度食器棚を作らせていただく方は、車で10分。
今、リフォームを進めているお客さんは、歩いて5分。

そして先日、ほんとお隣さんからキッチンの扉を付け替える仕事をいただきました。子供の頃からよ~く知っている女の子。今は、立派な一児のおかあさんです。
ありがとうございます。