え~満里奈っち、どうしちゃったの?脅迫されてるんだよね?そうなんだよね!
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北村薫の「空飛ぶ馬」を読んだ。人が死なないミステリーとして評価受けている本で、日常生活に潜む不思議をテーマに取り上げている。例えば喫茶店でティーカップに砂糖を山盛り入れる3人の女性客。彼女たちは何を目的にそのようなことをするのか?その謎を女子大生の「私」と落語家の円紫師匠が解き明かす。
だがそれと同等に評価を受けているのが、状況と心理描写の細かさだ。状況描写に使われている比喩がイメージしやすいのがまず一点。例えばさ「アールヌーボー調の細工を施した手すりに掴まると…」なんて書いてあってもさイメージしにくいじゃない。アールヌーボーを知らない人が読んだら、何がなにやら分らんよ。けどこれを「植物のつるや葉の彫刻を施した手すりに掴まると…」って書いてあれば、ほとんどの人はどんな手すりか分かるよね。そういう分かりやすさがある。と思う。
もう一点の心理描写なんだけどさ、これにはびっくりこいた。俺さ北村薫を男だと思ってたんだよ。普通は「薫」という名前から女を連想するのかもしれないけど、俺の知り合いに「薫」という男がいたんでそう思っていた。けどねある文章を見て「あ、この人女だったんだ」と思った。それはお風呂場のシーン。
主人公の女子大生が湯船に使っている時に「お湯の中で手を動かしながら、上半身も揺らしていた。走る時ほどではないが、子供の身体とは違うと感じる。お風呂に入って自分の身体を愛しく感じない女などいないのではないだろうか」見たいに書いてあった。こんなの男は考えないぜ。せいぜいお風呂で揺れるのはタマタマ兄さんくらいだもの。
それで僕は「あ、この人は女だったんだ」と思ったんだけど、やっぱり男でした。ちなみに元教師の普通の中年男性のようです。もしかしたらデブ男のCカップが湯船で揺れていたのかと思ったんだけど違いました。
ちなみにこの作品は短編集。僕は赤頭巾という話が一番好きです。
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北村薫の「空飛ぶ馬」を読んだ。人が死なないミステリーとして評価受けている本で、日常生活に潜む不思議をテーマに取り上げている。例えば喫茶店でティーカップに砂糖を山盛り入れる3人の女性客。彼女たちは何を目的にそのようなことをするのか?その謎を女子大生の「私」と落語家の円紫師匠が解き明かす。
だがそれと同等に評価を受けているのが、状況と心理描写の細かさだ。状況描写に使われている比喩がイメージしやすいのがまず一点。例えばさ「アールヌーボー調の細工を施した手すりに掴まると…」なんて書いてあってもさイメージしにくいじゃない。アールヌーボーを知らない人が読んだら、何がなにやら分らんよ。けどこれを「植物のつるや葉の彫刻を施した手すりに掴まると…」って書いてあれば、ほとんどの人はどんな手すりか分かるよね。そういう分かりやすさがある。と思う。
もう一点の心理描写なんだけどさ、これにはびっくりこいた。俺さ北村薫を男だと思ってたんだよ。普通は「薫」という名前から女を連想するのかもしれないけど、俺の知り合いに「薫」という男がいたんでそう思っていた。けどねある文章を見て「あ、この人女だったんだ」と思った。それはお風呂場のシーン。
主人公の女子大生が湯船に使っている時に「お湯の中で手を動かしながら、上半身も揺らしていた。走る時ほどではないが、子供の身体とは違うと感じる。お風呂に入って自分の身体を愛しく感じない女などいないのではないだろうか」見たいに書いてあった。こんなの男は考えないぜ。せいぜいお風呂で揺れるのはタマタマ兄さんくらいだもの。
それで僕は「あ、この人は女だったんだ」と思ったんだけど、やっぱり男でした。ちなみに元教師の普通の中年男性のようです。もしかしたらデブ男のCカップが湯船で揺れていたのかと思ったんだけど違いました。
ちなみにこの作品は短編集。僕は赤頭巾という話が一番好きです。